人生の達人?
            
            

   おばあちゃんアクト17      ーおばあちゃん寒空を歩くー  



久しぶりにおばあちゃん登場!!

我が家に来ましたよ。


はい。きましたよ〜!ぽっとさん

と大きな声。

はい。きょうからおばあちゃん2泊3日です。


次の日

みんなで横浜に行きましたよ。


車を駐車場に止めて

歩き出したとき

おばあちゃん横のビルを見ていわく。


おばあちゃん: あのドアの中に入らないのかねえ〜。


私 :   え?寒いの?

おばあちゃん:  いいや!まったく寒くないよ。


私: 寒いんでしょう?歩くのやめようか?車にする??


おばあちゃん: いいや!!!大丈夫、大丈夫!


と、きっぱり!!


歩きながら

寒そうだよ〜???

なおも食い下がる私

手も冷たくなっているじゃない?


おばあちゃん: いいや、大丈夫、大丈夫!


私: そうかなあ〜・・

私: やっぱり寒いよ〜!!


そんな会話を繰り返すうちに

おばあちゃん急に立ち止まっていわく


おばあちゃん: そうですか。足に何も履いていないからかねぇ〜


ハァ〜〜?!

ハア〜〜〜?


おばあちゃん :
 でも、大丈夫、大丈夫


素足〜???


この12月の寒空に〜〜??


あぁ〜・


ちょっと〜〜!それって寒いってことでしょう〜?

ひぇ〜!危ないよ〜!


そのまま駐車場にユーターン

車で移動しましたよ。


こんな幕開けの一日でしたが、夜もおばあちゃんは元気!

コタツでうたた寝をする私の横で

しっかり起きて

私の疲れを心配してくれました。


何よりもすごいのは

こうして信じられないことをしても


風邪も引かないところです。



文明生活になれた私には考えられないけど

洗濯は手で・・

身の回りのことは全部自分で・・

無理をしない

食べたいものを食べる

しょっぱいものも大好きで。

夜も寝るまで崩れない。



そんなおばあちゃんが横に座ってテレビを見ている。
それだけでとてもホッとします。



この存在感!


さすがおばあちゃん!

さすが明治の女!!!

見習うことも出来ない

昭和の私でした・・



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