人生の達人?
            
            

     おばあちゃん アクト 23.....− 世界遺産を語る −


おめでとう!!おばあちゃん!!


鳴り止まぬ大きな拍手に囲まれて

おばあちゃんの100歳のお祝いです♪


今年は、おばあちゃんのお祝いを
おめでたいお正月にすることになりました。

おばあちゃんの本当のお誕生日は1月15日です


みんなからのプレゼント!

一つ一つ嬉しそうに開いていきます。


溢れる笑顔のおばあちゃんが言いました。


ぽっとさん、世界遺産見てる?

へ?・・

・・・ん〜・・?


突然、なんだろうと

一同静まり返りました。

するとおばあちゃん、大きな声で


素晴らしいよ〜!世界遺産!

100歳かあ〜・・もう世界遺産だよね〜

「よく生きたなあ〜・・

すごいね〜まったく!

まったくよく生きたもんだ!




そうだよね〜・・もうすぐ100歳!

これが100歳の感想なんだね・・


おばあちゃん、本当におめでとう!!

そしてありがとう!!

なんだか光栄です♪




ひ孫に年を聞くおばあちゃん


何歳?


子供、指を3本立てます。

誰かが、「おばあちゃん、何歳?」と聞くと

すかさず、おばあちゃん


3歳だよ〜!


お〜!さすがおばあちゃん!

ユーモア健在!



大爆笑のお正月も過ぎて

家に送って行きました。



おばあちゃんの家からの帰り際

布団に入るおばあちゃんが

私の手を握り締めて泣きました。


強く握るおばあちゃんの手は温かかった。

おばあちゃん、このまま私の家に帰ってもいいんだよ?

一緒に帰ろうか?


という私に


ダメなんだよ。そんなことをしたら、もう帰れなくなっちゃうから。

私は、ここにいるんだよ。


といって、泣いています。


切ない私におばあちゃんが言いました。


ぽっとさん、バ〜イ!また来てね。


気をつけて帰るんだよ。


私は、115歳まで生きるからね〜!!



ん〜・・さすがおばあちゃん!

すごいよ!おばあちゃん!




おばあちゃんに出会えて良かった!

まだまだ修行の足りない私です。


今年もよろしくたのみます。





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