
おばあちゃん アクト 25...−おばあちゃん的未来予想図−
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おばあちゃん〜起きてる〜?
あ〜!良かった!
起きているところでラッキーです。
私が横に行くと
突然おばあちゃんが言いました。
この間ね、散歩をしてたら家の前で友達に会ったんだよ。
車椅子は、私は嫌いだよ。
どうして?この間は、具合がいいって言っていたじゃない?
でも、もういやなんだよ。
???
友達がね、
「おばあちゃん、久しぶり。」
「元気だった〜?」って
車椅子に座っていうんだよ。
ふんふん、そうなんだ。
私が、娘さんも元気?って言ったらね。
「私には、娘はいませんよ。」っていうんだ。
へ〜・・そうなんだ・・
いや、いるんだよ!
だって車椅子を押しているのは娘さんなんだよ!
・・・・・
だから私は、できるだけ転ばないように気をつけているんだ。
私は元気で110歳まで生きるからね〜!!!
おばあちゃん、この間は115歳といっていたよ?
そうだ、115歳まで生きるからね〜!
がんばるよ〜!!
じゃぁ、もう寝る。お休み。
寝顔を見ながら気がつきました。
おばあちゃんって、いつも自分の未来に前向きだったよなあ〜・・
そういえば
いつもすっきり
したいことを決めて
帳尻を合わせちゃうおばあちゃん!!
何かするときに
途中経過をあれこれ考えちゃう自分に
ふと気がつきました。
なんだかそこには
ふか〜い人生の達人の教えが
あるような気がするけれど・・
ぐっすり寝ている寝顔を見つめ
99歳の人生の深い重みを感じてしまった。
さすが!明治の女!
さすがおばあちゃんですよ〜
目の前が開けたような
開けないような・・
まだまだ修行の足りない
昭和の私です〜!
おばあちゃん、よろしく頼みます。

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