人生の達人?
 


おばあちゃん アクト 26...-100歳!表彰される-準備編-


ぽっとさん、この部屋じゃ狭いから仕事場を使おうかね~♪

遊びに行った私に
突然おばあちゃんが言いました。


へ?何の話?

とわけの分からない私。


「表彰の日の話ですよ。」

ヘルパーさんが、そっと教えてくれました。

すっかりその気のおばあちゃん。


仕事場って??

もしかして会社?

えー!!無理無理!

だって会社だよ~?!



一瞬にして
頭が混乱、フル回転する私。


さてさて
 
どうしよう・・

聞いてみたら来るのは
区長さんと合わせて二人だそうで。

なんとか苦労しておばあちゃんに了解してもらって
「自宅で表彰式」が決まりました。


おばあちゃんには

大きな悩みができました。

どの着物を着るのか?

お花は何を飾ろうか?

すでに着物とお花のことで
気持ちはいっぱいです。


私の悩みは、10日後までに

大掃除をどうやって間に合わせるか。

かかり付けの先生へのお礼は?

内祝いの準備は?

一番聞いてみたいおばあちゃんは
当日の着物と
活けるお花の心配で
いっぱいいっぱい。

何を聞いても上の空。


おーい!!おばあちゃん~!!


と声をかけても

あ~?

という返事だけ。

おばあちゃん
全然当てになりません。


こうなったら
お互い
まったく
相手に構ってなんかいられませんよ~!


目指す日にちは一緒でも
見ている方向は別々の私たち。


いったいどうなっていくのでしょうか?

果たして無事に当日を迎えられるのか?



100歳、表彰式に向けて

見切り発射が始まりました。






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