人生の達人?
 


おばあちゃん アクト 29....−100歳!携帯を持つ?−2−


やる気満々のおばあちゃん

何度か携帯に出る練習もしてきました。

そんなある日のことです。


今日も、また練習するよ〜!

いい?おばあちゃん?かけるよ〜!


はい。いいですよ〜〜!



携帯を耳に当てて
嬉しそうに
良い感じのポーズです♪

おばあちゃんの横で
おばあちゃんに電話をかけました。


り〜ん、り〜ん♪



と、軽快なベルの音がなった瞬間!!



おばあちゃんの空気を破くような鋭い悲鳴が!!!


わ”〜
!!

感電しちゃう!!!!!




いままでのおばあちゃんとは、思えないような

すばやいリアクションで

携帯を放り投げてしまいました。


そのときのおばあちゃんは
20センチは、布団から飛び上がっていた気がします。

そう!その日に限って
携帯がバイブになっていたんです。



大丈夫だよ、おばあちゃん。

直すから。

もう震えないよ?


いろいろいってみても
繰り返し言うのは


感電しちゃう!


まるで怖いものを見るように
携帯をみているじゃありませんか〜。


仕方がないので
気分転換に
こぶしを作って耳にあて

まねっこ電話をしてみました。



もしもし?おばあちゃんですか?

こちら、ぽっとです。



はいはい。こちらおばあちゃんです。

と、急に元気になるおばあちゃん。


こんにちは、おばあちゃん。

はい、こんにちは。

今、何をしていますか?


今、起きてますよ。

そうですか・・・

では、さようなら。


はい。さようなら。



気分を切り替えて
にこやかな笑顔のおばあちゃん。

しかし・・

二度と再び携帯を持とうとしません。



敬老の日に華々しくデビューした携帯。

おばあちゃんの枕元で

今も充電中です。


待機中の携帯に希望はあるのでしょうか?


ん〜〜〜〜!


謎です。


おばあちゃん〜〜どうする〜〜?



枕元に置かれた携帯が

ポツンと寂しそうに見えるのは

気のせいでしょうか?



おばあちゃん〜〜

使わなくなるのが・・

あまりに・・


早かったよ〜〜



しかし・・

なぜ、バイブになっていたのか?


おばあちゃんしか触れない携帯、

バイブにしたのは、おばあちゃんなのか!?


誰もいないときに、一人で携帯にチャレンジしていた・・

ということなのかな?


一人で携帯をいろいろ操作しているおばあちゃん。

携帯ボタンの長押をしているおばあちゃん。

それとも偶然なのか?


想像すると
どっちもありえるおばあちゃん。

なんだか、温かいものが
心に溢れてきました。


いつもながら

謎の多いおばあちゃん。


やっぱり

さすがおばあちゃん!です〜〜!!






−追記−

携帯は、いまだ使われていません。

というか・・

おばあちゃんの中では、すっかり過去のもの?

一応

  今も充電中ですが・・








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