Essay 
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光子の窓 2016.9.15

          現代の料理人についての感想

                             佐々木 光子

 私は5、6年前に突然小麦アレルギー患者になってしまいました。人生晩年も大晩年に。84、5歳の時だったかしら。
 生きていく上で日々の食べ物について考えも及ばなかったのが、ある日、突然、医者がやってくれた血液検査で「あなたは小麦、そば、かに」は絶対食べてはだめと宣告されました。
 以来、私は小麦のパンは食べたことがない。主食は米だけです。最近は米粉のパンも多少売っている店もぼちぼちでてきたことがわかり、通販で取り寄せることもあるが年に数えるほどの回数です。
 そこで食は専ら和食ばかりで、家庭の三食はもちろん、外食でも和食に限りますが、その和食もピンキリです。したがって、私は昼食でも贅沢は横におき会席を食べることがしばしばあり、最近、経験したことで、思いもかけないことにぶつかった。
 「つきぢ田村」といえば和食の古い老舗です。今は三代目が当主でテレビでもよく見かけます。その店で昼の会席をいただいた時、テーブルの上に「お品がき」がきました。会席料理は、東西どこの店でもテーブルにその日のお品がきがくるのが決まりです。前菜から始まり、煮物、生もの、焼き物等等、最後のデザートまで、会席料理の定石です。
 その日、その時、私が目にした焼き物に「子持ち鮪の有馬煮」と書いてあったのです。私は仰天しました。こんな日本料理があるのかしらと。まぐろの刺身のあとにくる煮魚がどんなものかわくわくでした。やっと出てきたのは紛れもない「子持ち鮎の有馬煮」でした。
 いまどきの料理人は鮪も鮎の漢字の区別も知らずに包丁を握っているのでしょうか。「お品書き」は、田村の主人曰く、毎日料理人が書いているといいます。
 現代においてはスマホは誰もがもって生活している?時代故(私は持っていません、未だに)文字は自ら書かなくとも画面に出てくるもの、こういう時代の料理人は、料理は作れても、お品書きは満足に書くことのできない料理人が当たり前の時代なんでしょうか。料理人たるもの、まずお品書きの漢字を覚えてから包丁を持ってもらいたいと思います。
                                                    







成績優秀者表彰の基準 2012年6月29日

日本速記協会会員 中村佳史

 

 速記検定試験は、各級の合格者を決定するために行われていますが、合格者の中で成績が優秀な者に対しては、特別賞が与えられています。

 「日本の速記」を見ると「該当者なし」という言葉がやたら目に付きますが、どういう基準で特別賞が与えられているのか、基準が不明確であります。

 検定合格基準については、分速320字の1級、分速280字の2級については、正確度98%以上、分速240字の3級、分速180の4級については正確度97%以上、分速120字の5級、分速80字の6級については正確度96%以上と基準が明確に定められています。

 私は、この字数について、句読点や中点や一字空け、一字ダッシュ、二字ダッシュ、……など、原稿用紙の一升あるいは二升を要するものについては、升の数だけ字数として勘定すべきであると主張してきましたが、現在のところ、音を発しない記号的な文字については字数として勘定しないことになっています。

 句読点そのものに意味はなくても、どこで句読点を打つかによって文章の意味が変わってくる場合もあり、句読点も意味を持つ文字だと考えるべきだと思います。速記原稿の質は、句読点や改行一字空けがどれだけ適切に入っているかによって決まると言っても過言ではありません。

 句読点や中点や一字空けを一字と勘定するかどうかについては今後の課題です。句読点や一字空けを一字と勘定すると審査が難しくなるのかもしれませんが、受験者に不利にならないような形で句読点や中点や一字空けも字数に加えてもらいたいと思います。

 さて、特別賞には、文部科学大臣賞、日本速記協会最優秀賞、日本速記協会優秀賞、日本速記協会奨励賞の4種類が設けられています。

 この受賞基準を、受験者に対して,一般に対して、日本速記協会会員に対して、明確に発表するべきだと思います。せっかく与えられている賞ですから、「該当者なし」はできるだけなくすようにしてもらいたいと思います。

 また、一回、一回、問題も、朗読者も、実施時期も、受験者の受験をする事情も、年齢も異なりますので、受験者の過去の経歴は問題にするべきではないと思います。一回、一回別のものとして、区切って考えるべきだと思います。

 特別賞については、高速度速記競技会と同様、同じ人が何回受賞しても構わない性質のものだと思います。前回優勝したから、今回も1位だけれども、今回は等外で辛抱しておけというような考え方はおかしいと思います。

 特別賞の受賞基準は誰にも分かりやすい形にするべきだと思います。

(1)特別賞は、正確度99%以上であること。

(2)文部科学大臣賞は、全国1位合格者であること。

(3)日本速記協会最優秀賞は、全国2位合格者であること。

(4)日本速記協会優秀賞は、全国3位から全国10位までの合格者であること。

(5)日本速記協会奨励賞は、中学生以下の合格者であること。

 こんなふうに受賞基準を分かりやすく簡単にしていただければ、「該当者なし」というような不名誉な結果はなくなるのではないかと思いますので、日本速記協会の役員の方におかれましては、御検討のほどよろしくお願いいたします。

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