ビチレブ島の海へ・・
マナ島から船でちょこちょこと島を立ち寄りながらフィジー本島に向かう。目指すはデラナウマリーナ(湾)だ。
途中、キャスタウェイやマロロ・アイランドを経由して約1時間30分の旅。
一気に水上飛行機でやって来た行きの風景も素敵だけど、船で水しぶきを受け、フィジアンと歌を歌いながら戻ってくるのも趣がある。で・・・でも、見えてきたビチレブ本島の海って、まるでアマゾン。
両サイドの木々はマングローブじゃ・・・?
ほらっ!アマゾンぽくない〜?
デラナウマリーナに着いたときは、なんつーきちゃない海だ・・・、とマナ島を脱出してしまったのを悔やんだ。↑ホラ、びっくりでしょ?湘南よりドロッとしている。聞けばやっぱり生活排水とかの問題のよう。
デラナウに近いシェラトンの海なんて潜れないって聞いたことがあったけど、わ・・・わかる。シェラトンではきっとゴージャスなプールがあるから関係ないのかな?でも、シュノーケルは近くじゃできないね。フィジアンリゾートの海は、デラナウよりず〜っときれいだ。それもそうでないとヤリキレナイ程遠いのだけど。デラナウマリーナから約1時間かけて移動し、フィジアンリゾートへ行く。さすがに、マナ島からの船の移動で疲れ果ててた為、車の中ではぐっすりだった。
フィジアンリゾートのビーチは、泳げるエリアが決まっていて、ブイがはってある。
あんまり広くなく、とてつもなく「遠浅」だ。
遥か沖のほうで「白波」が立ってる。・・・・そう、そこまでズッと浅いことを物語っている。
シュノーケルセットは2時間まで無料。ただ、マナ島に比べレンタル機材が少ないので、借りに行っても貸し出し中なんて事があったり。宿泊客もあまりシュノーケリングをしない様で、もっぱらプールで遊んでいた。
ここへ来たらその方がいいかもね〜。マナを見なかったらここのビーチでも遊べたけど、マナを見た後では物足りない。その分、プールではいろんなアミューズメントプログラムが開催されていて、プールでバレーボールやバスケット、水泳大会やダイビングレッスンなどが無料で楽しめる。フィジアンリゾートに着き、現地の旅行会社の方にチェックインの手続きを取ってもらっている時、「こんにちわ〜」と声を掛けてくれた人が居た。ちっちゃくて真っ黒の顔をしたアヤさんだった。そう、この方がボテのフィジーダイビングを超素晴らしい思い出に変えてくれた恩人でもあった。
アヤさんは目のクリっとしたショートカットの小柄な女性。その黒さは見るからに「ダイビングショップの人」といった感じ。聞けば、フィジアンリゾートではなく、更に40分ぐらい奥のエリア『コーラル・コースト』にある「ザ・ワーウィック・フィジー」のダイビングショップSPADから来てるとの事。日本人はなかなか、コーラルコースとまで足を伸ばさないそうです。
マナ島のダイビングショップ「AQUA TREK」のトモさんもオススメしていた「ベンガラグーン」というダイビングポイントに連れて行ってくれるツアーを薦めてくれた。
マナ島で潜っても今ひとつポイントに感動しきれかった為、心のどこかで「一度モルディブの海を体験しちゃうと、もう他では感動できないのかな・・」というあきらめが生じていた。
ところが、このベンガラグーン、なんて、なんて・・・・素晴らしいんでしょう!!ベンガラグーンへは気合と体力が必要だ。
まずSPADからジェットボートで1時間かけて「ヤヌザ島」へ。ボテと旦那はダイビング、両親と弟はシュノーケルを目的にボートに乗った。(本島はダイバーが4人以上いないとボートを出さないそう。たまたま、体験ダイビングの外人1組も居たので頑張って出してくれてたようだった。)
ヤヌザ島はとっても美しい島で、一瞬、無人島?と思うような雰囲気。でも、ボートが止まる反対側にはフィジアンが住んでいるそう。
ボートが泊まったところに小屋があったので「これは?」と聞くと、最近どこかの外人がビーチを買ったらしいとの事。でも、しばらくは使っても大丈夫ということなので、ボテたちはのんびりシュノーケルを楽しんだり、ヤシの実を割ってもらって食べたり、ランチで用意されたサンドイッチを食べたりしてくつろいだ。
ヤシの実、コリコリしてておいしい〜。汁はポカリスエットのよう。
ヤヌザ島だけでも魚はわさわさ居て、しかも餌付けされてるそうで、持ってきたパンに食いついてくれる。
両親は、「もうここで充分」なんて言っていたほど。→ヤヌザ島
ヤヌザ島で休憩した後、目指すはベンガラグーン。一本目は沈潜ポイントへ。沈潜の周りをぐるぐる回りながら楽しんだ。とにかく、魚が・・・でかいっ!多いっ!
そして特筆すべきは2本目に潜った「Golden Arch」というポイント。ソフトコーラルがまさにアーチ状になっているのだ。す〜っごく、きれいで元気なサンゴのなが〜いアーチをくぐりながら、海中で3次元のお花畑体験を楽しんだ。
ああ・・この美しさを何て表現していいかわかんないっ、というくらいきれいでした。
二本目のポイントへは、シュノーケルで来た両親も舟に乗っていた。最初は、「足の着かない所でのシュノーケリングなんて・・・」と言っていたが、あまりの透明度の高さと、色とりどりの魚の多さに思わずドボッ〜ン。ダイビング中、上を見上げると、両親が上から手を振っていた。
その後、ボートキャプテンの好意で、貝殻でできている無人島に連れて行ってもらった。
心の底から来て良かった〜と思った1日。
ベンガラグーンでのダイビング&シュノーケルは、絶対おすすめです。