パラオ編

パラオ旅行記
2002.8.24-2002.8.31

パラオ・アクセス

今年は近場で・・・何て言って選んだパラオ。
地図上はこんな近いのに9時間強もかかるなんて・・サギじゃー!?

なんといっても今回は、成田空港に行く段階から珍道中。
すっかり寝坊したボテ夫婦は、予約していたスカイライナーに余裕で乗り遅れ、最後の切り札「自家用車」で成田に駆けつけた。
何とか飛行機には間に合ったが、危機一髪あやうく旅立てない所だった。。。

 




日本から見たパラオの位置
パラオを地図で見ると結構近い。(左図参照)

アクセスの方法としては、コンチネンタルミクロネシア航空でグアム経由で行くのが一般的だが、グアムからは直行パラオ便とヤップを経由する便の2通りがある。
グアムからの時間は前者で約2時間、後者だと約3時間といったところ。

成田からグアムまでは約3時間半だから、半日あれば行っちゃうかな〜と思っていたのだが、どっこい、グアムでのトランジットが実に無駄が多い。
待ち時間が3時間以上なんていうケースはざらで、ボテも3時間30分も待ち時間があった。
さらに4時間以上の場合は一度入国審査をしなければならない。

グアムの空港で3時間30分待つのが、これまた退屈で、DFSはあるものの30分あれば全部見れちゃう程度。
あとはひたすら食ったり喋ったりで時間を過ごすしかない。
何だかんだ言って、朝10:30に成田を発ち、パラオ着は19:40だった。
パラオとは時差がないので、ズバリ約9時間40分も掛かった計算に!
おぉぉぉ〜思ってたよりは遠いぜっ・・・というのが実感。

「フィジーと同じくらいかかったね」と父がポツリ。
次回は絶対、直行便にあわせてパラオに行こう〜!と着くなり母と熱く語り合った。

 



パラオは正式名称「パラオ共和国」という、約590もの島々からなる群島国。
群島国なんて、まるでモルディブみたい〜?!
でも島と言ってもモルディブとはちょっと趣が違って、こちらは島の上はモッサモッサの緑。

パラオといえば「ロックアイランド」だけど、これは隆起サンゴ礁の島々で、侵食されやすい地質の為、海に接している部分削られてくびれてしまい、その結果マッシュルームのようなかわいらしい島になっているのだ。
確かに近くで見ると絶壁のようで、こりゃ上陸は難しいだろうな〜と言う感じで、ロックアイランドが殆ど無人島なのもうなずける。
こういったロックアイランドの中には、島の一部がホワイトサンドビーチになっている場所も数々あり、これらは公園としてシュノーケラーのポイントやダイバーのランチ場所として使われる事が多い。

 


間近かで見たパラオのロックアイランド

ということで、主に人々が住んでるのは火山活動でできた島々で、パラオ空港があるバベルダオブ島や首都コロールのあるコロール島、ボテが今回宿泊したPPR(パラオ・パシフィック・リゾート)のあるアラカベザン島などほんの9島だけ。
パラオの人口は約2万人、このうち8割がコロール周辺に集中しているのだ。

ちなみに、観光客の宿泊施設はコロール島、アラカベザン島、マラカル島の3島にあることが多く、カープアイランド島やペリリュール島などの離島に滞在する場合を除いて、「パラオでダイビングをする」という人の殆どは、これらリゾートのある島から約1時間程かけてダイビングポイントにボートで移動する必要がある。

また、よくパラオの紹介で使われる写真は、「セブンティアイランド」と呼ばれるロックアイランド。この風景が見たければ、コロールからセブンティアイランドを回る遊覧飛行をすると良い。

【パラオ基本情報】
国名:パラオ共和国
首都:コロール
人口:約2万人(7割:パラオ人、その他フィリピン人が多く、中国人やアメリカ人など)
地勢:586島からなる群島国(うち、人が住んでいるのは9島のみ、残りは全て無人島(ロックアイランド)。)で、総面積は約458Ku
言語:パラオ語 ※英語も通用度が高い
通貨:USドル
気候:雨季5-11月、乾季12月-4月 
※雨季は雨はスコール程度だが、南西の風が強くダイビングする場合は要注意。(体験談)
時差:日本との時差は1時間。

<パラオの国旗>


この国旗はパラオが1994年にアメリカから独立する際に、国民から公募して選ばれたそうだ。パラオ人は日本統治時代の日本人に深い尊敬の念と感謝の気持ちをもっているそうだ。訪れる私たちは、そんなパラオ人をガッカリさせるような行動は、絶対にしたくないものだ。


パラオの観光客が使う交通手段は主に「タクシー」だ。アジアの国で見かけるローカルなユニークな乗り物は特にない。
そう、なんと、パラオには公共の交通機関がないのだ。
観光客向けにシャトルバスもあるようだが、本数が少ないので実際は使いにくい。

大抵のレストランやスーパーは首都コロールのあるコロール島にあるため、アラカベザン島にあるPPRから行くにはタクシーで約10分〜15分程度かかる。
ホテルで呼んで貰うと、市街にあるスーパーWCTCまで5ドル程度。
降りる時に「名刺」を渡され「必要な時に呼んでください」と営業される。
そんなのいらん・・と思っていたが、レストランで食事をし、さぁ帰ろうと路上にでるとどれがタクシーかわからない!(っていうか、後から知ったのだが、パラオには流しのタクシーは走ってないらしい。)
結局どの車に向けて手を上げていいのかわからない上、変なタクシーに捕まっても怖いな〜と思い、行きにもらった「名刺」に連絡することにした。

パラオの島内は通話料が無料なので、快く電話を貸してくれる・・・との事だったが、食事したレストランで清算の際「電話して呼んでください〜」と頼んだら嫌そうな顔をされた。(借りる分にはいいのかも?)
ボテ達は2日目にホテルで呼んでもらったタクシーが、なんと6人乗りの大きなエスティマのような(・・しか知らなかったり。)4WDだった。
「これは逃すべしっ!」と以降は全部そのおっちゃんを呼ぶことにした。
おかげで、おっちゃんとも仲良くなれたし、何かと融通も利かせてくれたので一石二鳥。
パラオではタクシーの名刺、活用してくださいね。



コロール市内のメイン通り


コロールで一番大きいスーパー「WCTC」です。
日本人現地スタッフも地元の人も愛用してるそう。
ちなみに、スーパーの帰りとかだと頼む場所もないので、公衆電話を探すハメになる。
ただ、全然見つからないっす。
コロールの街で発見できたのは、「PNCC(パラオの電話局みたいな所)」前だけ。
料金は3分25セント。
普通は借りるものなんでしょうね〜。タダなんで。(ガソリンスタンドでも借りられるらしい。)

あと、コロールの街は交通量がとても多い。(ゆっくりだけど。)
歩道もないので路上の端を歩いていたが、チョット怖い。
ダイビングショップのイントラに、パラオではあまり歩いて移動するという習慣がないので、車も路上に人が歩いていると思って運転していない為、特に見通しの悪い夜なんか歩いてるとキケンと聞いたが・・・果たして本当か?


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