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監修:眞田直子(小鳥の病院 BIRD HOUSE 院長) 発行:TSUBASA出版 |
はじめに 「小鳥のお医者さん」の初版本が出版されてから実に14年が経ちました。
当時、マンガで描かれた“鳥の飼い方と病気”を解説した本書は、多くの読者の皆さんから「非常にわかりやすく
ためになる」と好評をいただきました。最近来院した飼主さんからは、「子供の時に読んだこの本がこの子を飼 うきっかけになりました」のうれしい言葉を聞いたりもしました。かく言う私も、診察で病気や看護を説明すると きには今でも表紙の剥がれかけた本書を診察台の上で飼主さんの前に広げています。 このように皆さんから愛し愛され続けてきた本書も、出版業界の諸事情により絶版の憂き目に遭い、数年前か
ら入手が難しい状況が続いていました。今回、さくらまこさんの「小鳥のお医者さん」が改訂・再出版される話が 現実となった時、本書を一番待ちわびていたのはほかならぬ私自身だったのだな〜と改めて感じさせられま した。 この改訂版では、総合栄養食であるペレットや新しい鳥の病気、感染症診断の遺伝子検査などのエピソードを追
加しました。この本を通して、みなさんがもっと鳥のことを理解して、一緒に楽しくいつまでも暮らしていけるこ とを心から願っています。 2012年 眞田直子
小鳥の病院 BIRD HOUSE 院長
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目次
第1章 小鳥の飼い方
(1)鳥のヒナを飼い始めましたが初めてなので飼い方がよくわかりません。
(2)大きいインコのヒナを飼い始めましたが、何も食べなくなりました。
(3)差し餌ばかり欲しがり、いつまでたっても大人の餌を食べてくれません。
(4)私のインコはラーメンが大好物なのですが、人間の食べ物は体に
良くないって本当ですか。
(5)塩土は体に良いのですか、悪いのですか、いろいろな説があって
迷ってしまいます。
(6)私の部屋は寒いのですが、インコを飼っても大丈夫でしょうか。
第2章 小鳥の気持ち
(7)最近餌を吐いて自分で食べたり、おかしな行動をとるようになりました。
(8)私のインコはすごく太っているのですが、大丈夫でしょうか。
(9)大人になったとたんに凶暴になって、とても飼いきれません。
(10)最近オカメインコが自分の羽をむしっているのですが、何か虫でも
いるのでしょうか。
(11)上手に巣引きをさせたいのです。注意することを教えて下さい。
(12)インコが部屋の中でケガをしてしまいました。カゴにいれると暴れます。
(13)大型インコを飼うのはむずかしいと聞いたのですが本当ですか。
(14)鳥によって水浴びに好き嫌いがあるって本当ですか。
第3章 小鳥の病気
※新しく加わった項目は赤字で記載しています
(15)風邪・腸炎・そのう炎・胃の病気・メガバクテリア(マクロラブダスAGY)
らせん菌(ヘリコバクター)・脂肪過多・栄養性脚弱症・内部寄生虫・
外部寄生虫・カビ・トリコモナス
(16)卵性腹膜炎
(17)鳥の代謝率
(18)応急処置(火による止血・直接圧ぱく止血・火傷の場合)
(19)できもの
(20)小鳥の運び方
(21)オウム病
(22)鳥インフルエンザ
(23)PBFD
(24)健康診断・検査(研究機関:CBL(コンパニオンバードラボラトリー)
(25)注射の利点欠点
(26)野鳥を保護した場合
(27)飼い鳥専門病院の探し方
その他
書き下ろし TSUBASAとは
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発行:認定NPO法人 TSUBASA |
目次
飼鳥の栄養(基礎編)
鳥さんが一日に必要とするエネルギーや栄養素はどれくらいですか?
鳥さんの栄養状態を知るにはどうすれば良いですか?など
飼鳥の栄養(応用編)
鳥さんにはどんな種類の野菜を与えれば良いですか?
栄養欠乏になると鳥さんにどのような影響が出ますか?など
ペレット(基礎編)
ペレットの利点と欠点は何ですか?
どのようにしたらシードからペレットに切り替えられますか?など
ペレット(応用編)
鳥種によってどのようにペレットを使い分ければいいのでしょうか?
ペレット主体の食事を長く楽しく続けていくにあたって、
どのような注意や工夫が必要ですか?など
栄養とペレットに関するFAQコーナー
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