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新大利根橋有料道路は,昭和55年4月17日の開業から30年を迎えようとしています。
この有料道路が整備された昭和50年代初めは,茨城県から千葉県方面への交通が非常に増大していた時代であり,利根川を渡る橋梁を緊急に整備するために有料道路制度が適用されました。
これは,国や民間からの借入金と茨城・千葉両県の出資金によって建設費をまかない,それを利用者の皆様からいただく通行料金によって返済していくという制度です。
当初は,47億5千万円の建設費で利根川本川部を渡る橋梁と両側の道路が整備され,供用が開始されましたが,利根川の増水時には茨城県側も千葉県側も道路部分が冠水し,14回もの通行止めを余儀なくされてきました。
そこで,度重なる通行止めの不便を解消するため,30年の料金徴収期間を伸ばさず,通行料金の値上げもしないという条件のもと,平成7年度から平成14年度にかけて道路を高架化する工事が行われました。
83億円の建設費で,茨城県側と千葉県側にそれぞれ高架橋が整備され,増水時にも安心して通行できるようになりましたが,それ以降,あまり大きな洪水は発生していないところです。
新大利根橋有料道路は,開業以来,利用交通量が増加を続けていましたが,平成13年度を境に減少に転じ,特に平成17年度以降の減少が著しい状況です。
これは,平成17年8月につくばエクスプレスが開業したことから,今まで有料道路を利用して自動車で千葉,東京方面へ向かっていた方が,鉄道利用に切り替えている影響があるのではないかと考えられます。
現在の利用交通量は,1日 約12,000台で,最大だった平成13年当時の78%まで減少していますが,建設費の償還は平成20年7月にすべて完了し,平成22年に30年の徴収期間満了を迎えることとなります。
このような状況から,茨城県道路公社では,この道路を県道として両県に移管するための調整など,無料開放に向けた手続きを進めており,県においては,地元の皆様方の早期無料化の要望などを踏まえ,利用者の料金負担を早期に軽減できるよう,道路公社と調整を進め,平成22年4月1日からの無料化の内定を表明したところです。
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