パソコン工作 その4
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4-1: ASUS A7S333 Vcore可変化改造
現在私のメイン機はメインボードにASUS A7S333を使っている。今回これの半年前に焼き切れたディジタルオーディオ端子の電源パターンを直すついでに、CPUコア電圧が可変できるように改造してみた。
CPUのVID0〜4端子から電圧制御IC NCP5322Aまでの回路は右図のように配線されており、それぞれの信号はNCP5322A内部でプルアップされている。だからVID信号のパターンを切ってしまい、スイッチを付ければ電圧可変にできる。ただしこの改造をするとCPUのVIDを使った自動設定はできなくなるけど、こんな改造する人は自動じゃなくても全然問題ないだろう。

肝心のVID4〜0だが、左画像で黄色い矢印が付けてある所を走っている5本がそうだ。これをナイフか何かで周囲のパターンに傷つけないように切ってしまう。左図の矢印付近は近くに他の信号パターンがないのでお薦め。上端はCPUソケット、右端に写っているのがNCP5322A。
あとはNCP5322Aのpin8〜12がVID0〜4なので、そこにスイッチを配線してスイッチの反対側をグラウンドに配線すれば完成。今回はグラウンドの落とし場所には上回路図の100KΩのグラウンド側(下画像右下の104と書いてある集合抵抗)を使った。VID0〜4全部スイッチでグラウンドに落とすと1.85V、その状態からVID3だけ上げると1.65V。全部落とした状態からVID2だけを上げると1.75V。

さて、何でこんなの付けたかと言うと、少ないながらもボーナス出たのでビデオエンコードの高速化を図ってAthlonXP2400+買ったからだ。こいつはどう見てもVcore上げないとオーバークロックが無理っぽい。
また将来このメインボードをサブ機にする時に、Vcoreを1.3V位まで落としてCPUもファンレスを狙いたいというのもある。A7S333に使われているチップSiS745は非常に発熱が少なくファンレスで十分なため、うまく作ればかなり静音化が狙えそう。
オーバークロックの実験結果:AthlonXP2400+ AIUCB 0243
133x16.0(2133MHz:2600+相当)
1.7V:起動するがSuper-PIで計算エラー発生
1.725V:正常動作
133x16.5(2200MHz:2700+相当)
1.75V:起動するがSuper-PIで計算エラー発生
1.775V:正常動作
1.80V:起動できず
やっぱりあまりマージン無いみたい。どう見ても2700+は苦しそうなので現在は2600+相当/1.75Vで動作させている。MP3やMPEG2のエンコードは今までの2000+相当(1666MHz)よりそれなりに速度アップした。
4-2: CPU/ケース兼用ファンダクト
このマシンは現在DVDやMP3再生にも使っているため、なるべく静音化したいが現在の発熱量(70W以上)ではCPUファンレスは無理だ。そこでケース背面の9cm排気ファンでCPUも一緒に冷やしてしまうようにダクトを作ってみた。
材料はホームセンターで買ってきた発泡塩ビ板(1mm厚)と、ダクトテープ。ダクトテープというのは日本では全然見かけないが、エアコンや換気扇等のダクトを補修するための柔らかくて伸びる強力ガムテープって感じのもの。カナダではコンビニでも売っていて、カナダ人(特にスキーヤー/スノーボーダー)は何でもかんでもダクトテープで直すという真実に限りなく近い噂もある。
はさみで適当に切ってダクトテープで組み立てただけ。材料費¥300弱およそ5分で完成。試しに作ってみるなら厚紙+ガムテープでも十分だろう。
後ろの9cmファン(12V/0.15A)にもダイオードを5本直列に入れてかなり回転数落としてあるのだが、それでもVcore1.75V/2133MHzのフル負荷時で室温23℃/メインボード温度25℃/CPU温度48℃程度。電圧上げてるのでCPU発熱量はAthlonXP2800+相当なのだが、CPUヒートシンクに某まきお一号という巨大なものを使ってるだけに、この程度の風量でも十分冷えるようだ。また最大の発熱源から直に外へ排気しているためケース内温度も非常に低く保たれるようになり、このお陰で今までは2000rpm以上で回っていたATX電源の可変速冷却ファンが1600rpm位になった。今のところエアコンの方がうるさい位なので十分静か。夏場になってファンの回転数上げる事が必要ならばまた何か考えよう。
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