FinePix4900Z:目玉の親父
1:財布に優しいUSB接続
2:レンズ特性
3:シャープネス設定
4:TL-FX9 1.5x Teleconverter
1:財布に優しいUSB接続
私はスマートメディア(略してスマメ又は酢豆)が大っ嫌いだ。最初に買ったデジカメOlympus C-840Lは酢豆を使っている事を除けば結構良く出来たカメラだったが、とにかく次に買うデジカメは酢豆だけは避けようと思っていた。
でも現実に今私の手元にあるのはFinePix4900Z、目玉の親父(鬼太郎のお父さん)酢豆デジカメだ。言い訳がましいが一応説明。
- 酢豆のトラブルのほとんどは、デジカメ←→酢豆リーダーの間で媒体を抜き差しする事によって起きている
- しかし大きめの容量の酢豆を購入してUSB接続で使えば、酢豆自体は一度も抜き差しせずに済む
- よってこれは内蔵フラッシュメモリーに酢豆を使った固定記録媒体デジカメである
と、このように自分を誤魔化して購入した訳で、USB接続で運用する事が必須条件なのだ。だから私のFP4900Zは「固定メディア」としての認識を持たせる為に酢豆スロット全体を上から透明テープでシールしてあるし(ゴミと半抜けの防止も兼ねている)、フラッシュの下には酢豆安泰を祈願する為に牛王宝印が貼られている。
しかし、Fujifilmのお得なUSB接続セット(IF-UB/F)は実売1万円程度と他社に比べて高い。これはキットの中に在庫処分と思われる16MB酢豆が付いてくるためだ。使えないレタッチソフトPhotoDeluxeや変なピクチャービュアーとかが付いてくるのはとりあえず我慢しても、16MB酢豆の押し付け販売は納得が行かない。そこでサービスステーションに電話して聞いてみた所、「USBケーブルは部品扱いで単売している!」という事だった。そりゃそうだよな、ケーブルって消耗品だから切れたり壊れたりした時に「もう一度接続キット買い直して下さい」なんて言ったら客マジギレるよな。
と言う事で、まずはUSBケーブルを部品として購入した。近所のFujifilmを取り扱っているカメラ屋(日本で取り扱ってない店って存在するのか?)でデジカメのパーツで「IF-UB/FのUSBケーブル」と言えば取り寄せてもらえる。これが箱に貼ってあったラベルだ。UBSケーブルになっているのがご愛嬌。値段は何と¥700である。1万円近く財布に優しいのだ。またこのケーブルは実売¥3,840程度のCASIOのUSBケーブル(QC-1U)と互換がある。ただし取り寄せには1〜2週間かかるので、デジカメ購入前に早めに手配しておこう。
追加情報:庶民の味方サンワサプライからFujifilm/Casioのデジカメで使えるUSBケーブルが発売されたようだ。型番は KU-AMB18F 、価格¥2,000となっているがおそらく¥1,500以下で入手可能だろう。純正ケーブルを部品として購入するより若干高いが大きなパソコン屋・カメラ店なら店頭在庫になるだろうし、店頭になくてもどのパソコン屋でも取り寄せ可能だから入手性については有利だ。
なお、ケーブルだけ買えば済むのはデジカメがUSBマスストレージクラスというのをサポートしていて、なおかつOSもUSBマスストレージクラスを標準サポートしている場合に限られる。この場合、USB接続されたデジカメはUSB接続のフロッピーやMOと同じ外付リムーバブルディスクとして認識される。つまりパソコンにUSB接続の外付けMOを付けたのと同じように酢豆が読み書きできる(ただしFinePix4700は読み込みのみ)。
実はUSBマスストレージクラスの仕様というのはごく最近(1998年末)になって決まったものなので、USBポートを持っているデジカメであってもマスストレージクラスになっている機種はほとんど無い。詳しい事については荻窪圭さんの 混沌の屋形船Direct「USB対応デジカメは本当に使えるのかっ 前編 と 後編」 を読んで欲しいが(この記事はMac/Winを問わずデジカメユーザー必読である)、2000年9月時点でマスストレージクラスになっているのはFujifilmとCASIO、SONY、あとOlympusの2000年10月発売になるE10/E100位。またFujifilmでもFinePix4700Zだけは読み込み専用で書き込みはできないらしい。
OS側でこれを標準サポートしているのはMacOS9/Windows2000/WindowsMe。Windows98/98SEはUSBはサポートしているが、マスストレージクラスのデバイスドライバーが別途必要だ。能書きが長くなってしまったが、では実践編。
Macって触った事ないので分からないけど、荻窪さんの記事によるとMacOS9.0.4ではケーブルで接続さえすれば自動で認識できてマウントされたそうだ。
MacOS8.6.1でUSBマスストレージクラスを使うには、アップルのWebから拡張ドライバーVer1.3.5をダウンロードすればいいらしい。
実はそのまま繋ぐだけでは駄目で、Web掲示板とかに嘘書いちまったか?と最初大いにビビった。
FinePix4900ZをUSBケーブルで接続するとUSB Mass Storageを見つけましたとOSが報告して、ハードウェアウィザードが自動起動するのだが、そのまま進めて行くと結局ドライバーを見つけられずに終了する。この状態でデバイスマネージャーを起動すると、その他のデバイス→USB Mass Storageとなっていて、ビックリマークが付いている。
しょうがないからこの状態でスタートメニューの「ファイル名を指定して実行」からregedit.exe(レジストリーエディター)を起動して、"USB Mass Storage"という名前を検索してみる。

しばらくゴソゴソと検索して、上のようなレジストリーが発見される。
HardwareIDを見るとFinePix4900ZのIDはUSB¥VID_04CB&PID_0100だってのが分かる。FinePix4700Zも同じIDらしい。
またCompatibleIDsという項目で、CLASS_08はMass Storage、SUBCLASS_05はSFF8070iというコマンドブロックを使ったフロッピーディスク類似のデバイス、PROT_00はControl/Bulk/Interrupt(CBI)プロトコルを使うという意味。
これらの機種情報をUSBマスストレージクラスの情報ファイル usbstor.inf に追加してやればいい訳だ。これの在り処はWindows2000がインストールされているドライブがC:ならばC:¥winnt¥inf¥usbstor.infである。C:¥winnt¥intフォルダーはシステムの隠しフォルダーなので、マイコンピューターやエクスプローラーからは、メニューからツール→フォルダオプションを開き、「表示」ページを選択し、その中の「すべてのファイルとフォルダを表示する」をチェックしないと見えない。あるいはエディターを起動して、ファイルメニューから「開く」を選択し、C:¥winnt¥inf¥usbstor.infと手でフルパスを入力しても良い。ファイルの具体的な修正内容は
[Microsoft]セクションに
%USB¥VID_04CB&PID_0100.DeviceDesc%=USBSTOR_CBI, USB¥VID_04CB&PID_0100
[Strings]セクションに
USB¥VID_04CB&PID_0100.DeviceDesc = "Fujifilm Digital Camera"

という行をそれぞれ追加すれば良い。もしもCompatibleIDsがPROT_01のデバイスだとUSBSTOR_CB、PROT_50のデバイスだとUSBSTOR_BULKにすれば良いはず(でもUSBSTOR_BULKの場合GenericBulkOnlyで認識されるから修正不要かな)。ただしこのファイルは文字コードにUnicodeを使っているので、Windows2000のメモ帳、WZ、秀丸等のUnicodeをサポートしているエディターで開かないと編集できない。
デジカメを接続する前にあらかじめusbstor.infの修正をしておけば、MacOS9同様に繋ぐだけで自動認識される。デバイスマネージャーで見ると、USBコントローラーに'Fujifilm Digital Camera'が、ディスクドライブに'FUJIFILM USB-DRIVEUNIT USB Device'が追加されている。この'Fujifilm Digital Camera'ってのは上で[Strings]セクションに書いた文字がそのまま表示されてるだけなので、何だったら自分の名前とかにしても別に構わない。
エクスプローラーで見るとこのように普通のリムーバブルディスクとして見え、自由に読み書きできる。いやー、最初はビビったが大成功って訳だ。

usbstor.infへの機種情報記述はWindows2000よりかなり増えているのだけども、やはりFujifilm(VendorID:04CB)の情報は無い。かと言ってGenericCBIといった記述がある訳でもない。という事で1-3:Windows2000の場合と同様にc:¥windows¥inf¥usbstor.infにFujifilmデジカメの記述を2行追加する必要がある。Windows2000の場合と同様、C:¥windows¥intフォルダーはシステムの隠しフォルダーなので、マイコンピューターやエクスプローラーからはメニューでツール→フォルダオプションを開き、「表示」ページを選択し、その中の「すべてのファイルとフォルダを表示する」をチェックしないと見えない。あるいはメモ帳等のエディターを起動して、ファイルメニューから「開く」を選択し、C:¥windows¥inf¥usbstor.infと手でフルパスを入力しても良い。[Microsoft]セッションの追加行がWindows2000の場合よりもコンマが1つ多いので注意。
[Microsoft]セクションに
%USB¥VID_04CB&PID_0100.DeviceDesc%=USBSTOR_CBI, ,USB¥VID_04CB&PID_0100
[Strings]セクションに
USB¥VID_04CB&PID_0100.DeviceDesc = "Fujifilm Digital Camera"

Windows2000から若干ドライバー仕様が変わったようで、FinePix4900Zはディスクドライブではなく記憶装置というカテゴリーに入り、名前は'USBディスク'になっている。
しかしWindows98→WindowsMeのバージョンアップはほとんど意味ないと言われているが、Fujifilmの「お得なUSB接続キットIF-UB/F」(実売¥9,800程度)買うよりは、安い店探してWindows98→WindowsMeバージョンアップの2000/12月末までの限定版とUSBケーブル、あと16MB酢豆を買った方がまだ安いんだよな。
WindowsMeにはMovieMakerというアクセサリーが追加されており、簡単なビデオ編集ができる。FP4900Zで撮った動画・静止画も一応編集可能だが、保存時に使える形式は独自のMovieMaker形式のみのようで、これの再生にはWindowsMediaPlayer7が必要だ。しかし動画をあまり撮らない人なら、この程度で十分かも。
Windows98にはUSBマスストレージクラスのドライバーが標準添付されていないので、usbstor.infとusbstor.sysを別途入手しないとケーブルを買っただけでは接続できない。しかしWindows2000とWindows98両方のライセンスを持っているならば何とかする事はできる。実はWindows2000に添付されているUSBマスストレージクラスのドライバーはWindows98でも動くのだ。ただしWindows98オリジナルの場合とWindows98SecondEdition(Windows98SE)の場合で条件が異なる。
1-5-1: Windows98SEの場合
最初にC:¥USBSTORというフォルダーを作っておこう。usbstor.iniとusbstor.sysはWindows2000 CD-ROMのi386というフォルダーの中に、圧縮されてusbstor.in_とusbstor.sy_という名前で格納されているので、これらを展開する。例えばCD-ROMがF:ドライブならばDOS窓から
f:¥i386¥expand f:¥i386¥usbstor.in_ c:¥usbstor¥usbstor.inf
f:¥i386¥expand f:¥i386¥usbstor.sy_ c:¥usbstor¥usbstor.sys
と入力すれば、C:¥USBSTORフォルダーにusbstor.infとusbstor.sysが展開される。あるいは既にWindows2000上でFinePixシリーズやQVシリーズ等をUSB接続して使っているならば、usbstor.infはC:¥WINNT¥infに、usbstor.sysはC:¥WINNT¥system32¥driversにあるのでそれをコピーすれば良い。
ただしこうして得られたusbstor.infは文字コードにUnicodeを使っているが、Windows98はUnicodeで書かれたInfoファイルを読めないので、文字コードをあらかじめ通常のASCIIコード英文字+Shift-JISコード漢字に変換しておく必要がある。Windows2000のメモ帳やWZ、秀丸等のUnicodeを扱えるエディターを使い、1-3:Windows2000の場合で説明した通りFujifilmのデバイス情報を2行追加し、その後ファイルメニューの名前を付けて保存から文字コードにANSI(メモ帳の場合)やShift-JIS(秀丸の場合)を選んで保存する。間違ってWindowMe用の追加行を使うと動かないので、必ずWindows2000用を使うよう注意して欲しい。
*** Unicodeを扱えるエディターが無い場合の財布に優しい裏技:まずusbstor.infをusbstor.txtにリネームする。次にInternet ExplorerかNetscape Navigatorでusbstor.txtを開き、画面上に表示された文字を全部選択してからControl-Cを押してコピーする。Unicodeを扱えないエディター(Windows98のメモ帳など)を起動して、Control-Vを押してさっきコピーしたものをペーストする。エディターからusbstor.infという名前でセーブする。
これでFujifilm用のusbstor.sysとusbstor.infが出来たので、実際にデジカメをUSB接続してやり、ハードウェアウィザードが起動した時にドライバーの場所としてC:¥USBSTORを指定すれば良い。インストールの途中でNTMAP.SYSというドライバーをインストールするためにWindows98 CD-ROMが必要なので要注意。Windows98 CD-ROMの場所(例えばf:¥win98)を手入力した場合、その後usbstor.sysが見つからないと言って来るので、再度usbstor.sysを保存したフォルダー名(上の例だとC:¥USBSTOR)を入力する必要がある。
1-5-2: Windows98(Original,SP1)の場合
usbstor.infとusbstor.sysを入手する所までは 1-5-1:Windows98SEの場合 と同じ。ただしWindows2000用のUSBストレージクラスドライバーをWindows98で動作させるためには NTMAP.SYS というWDM形式をIOS形式に化かすためのドライバーが必要なのだが、残念ながらこれが標準搭載されているのはWindows98SEからで、Windows98オリジナル/SP1には含まれていない。一番簡単なのはMicrosoftから¥1,050でWindows98SE Update CD-ROMを入手してインストールする事だ。ケーブル(¥700+税¥35)と合わせて¥1,785だから決して高くはないと思うが...詳しい入手方法はhttp://www.microsoft.com/japan/win98/を見て欲しい。ちなみにNTMAP.SYSがサポートしているのはIEEE1394/USB接続のハードディスク・CD-ROM・光ディスクなので、現在これらのデバイスを使っている人は既にNTMAP.SYS(とUSBSTOR.SYS)がインストール済みの場合もあるかもしれない。
先祖代々の遺言等でどうしてもWindows98SE/Me/2000を使ってはいけないという難儀な人は、Windows98SEのCD-ROMからNTMAP関係のドライバーを展開して持ってくる必要がある。NTMAP関係で必要なのは以下の4モジュールだ。なおモジュールが含まれているcabファイル名は、スタンドアロン版・アップグレード版・パソコンメーカー向けOEM版等リリースによって違っている可能性がある。下のリストはWindows98SEスタンドアロン版の場合。
- ¥Win98¥Precopy3.cab から ntmap.inf
- ¥Win98¥Base6.cab から ntmap.sys と ntmaphlp.pdr
- ¥Win98¥Catalog4.cab から ntmap.cat
cabファイルから必要なモジュールを入手するには、Windows98のマイコンピュータ・エクスプローラ等から該当するcabファイルをダブルクリックすればcabファイルに含まれているファイル一覧が表示されるので、それをフロッピーやフォルダー等にコピーすれば良い。これらと1-5-1の方法で作った usbstor.inf , usbstor.sys を同じフロッピー・フォルダーに入れておき、デジカメを接続した時にドライバーの場所としてそこを指定すればOKだ。まあ下手にWindows98→98SEアップグレードするよりは素直にWindowsMe/2000にしてしまった方がいいかもしれない。
注:うちのパソコンはWindows2000/Windows98SEのデュアルブート:1台のパソコンのためにWindows2000とWindows98SE両方のライセンスを持っているので、Windows98SEにWindows2000のドライバーを流用しても多分ライセンス上問題ないと思うが、他のWindows2000がインストールされているパソコンや雑誌添付のWindows2000RC2(お試し版CD)等からドライバーだけ持ってくるとライセンス違反になるかもしれないので十分注意してほしい。
せっかくUSB接続できても、転送がクソ遅いんじゃ精神的にストレスが溜まってしまう。そこで実際に撮影した時の条件に近くなるように、800,000バイト(2400x1800のNormalや1600x1200のFineとほぼ同じサイズ)のファイルを40個、合計32Mバイト用意して、USB経由でのデーター転送速度を計測してみた。
デジカメからの読み込み:87秒/32Mバイト=368KBytes/Sec
デジカメへの書き込み:88秒/32Mバイト=363KBytes/Sec
測定パソコン:MMX-Pentium166MHzノート(Chandra2) RAM96MB Windows2000
という事で、やはりストレージクラスなだけあって結構速いようだ。デジカメへの書き込みの際はパソコン側でシステムのディスクキャッシュ(遅延書き込み)が働くようで、エクスプローラーのファイルコピー表示は72秒ほどで終了しているが、その後16秒ほどFP4900ZのLEDがデーター転送中の表示をしていた。大きなデーターをデジカメに転送する際にはFP4900ZのLED表示を確かめてから電源Off/ケーブル切断するよう注意が必要だ。2400x1800Normal/1600x1200Fine画像で1枚あたり約2秒、64MBフルに撮ってもデーター転送時間は3分弱だ。次にうちの比較的マシンパワーがあるデスクトップ機でも測定してみた。
デジカメからの読み込み:69秒/32Mバイト=464KBytes/Sec
デジカメへの書き込み:69秒/32Mバイト=464KBytes/Sec
測定パソコン:PentiumIII650MHz RAM512MB Windows2000
こっちの方が速いが、マシンパワーの差ほど大きな差はない。FinePix4900Zではどうやら500KB/s弱が限界値のようだ。この場合も遅延書き込みのため、デジカメへの書き込み時は表示終了後13秒ほどデーター転送が続いていた。またこの状態でUSBオーディオデバイス(Canopus MD-Port)を接続し、WindowsMediaPlayer7でMP3ファイルを再生しながら転送してみた。
デジカメからの読み込み:78秒/32Mバイト=410KBytes/Sec
デジカメへの書き込み:76秒/32Mバイト=421KBytes/Sec
やはり定期的にUSBオーディオデバイスへの転送が入るため、転送速度は10%程度落ちた。しかしこの状態でもCPU負荷率は10%程度で(MediaPlayer7のアニメーション表示はOff)、音が途切れたりする事はなかった。
実際やってみようとすると色々トラブる場合もあるわけだ。やってみた人からのe-mail等をネタにトラブルシューティング編を少々書いてみる。
- ●USBケーブルを部品扱いで単体注文したら、壊れたケーブルとの交換でしか販売に応じられないとFujifilmに断られました
- e-mailで数件タレ込みがあった。この世界的に高名な写真フィルム会社とは思えぬあまりにセコイ!仕打ちによって私のFujifilmに対する好感度は現在最低レベルまで下がっている。Fujifilmが少しでもユーザーを大事にするという姿勢を気にする会社ならば、さっさと阿漕な抱き合わせ販売やめてケーブルを単売すべきであろう。特にケーブル以外何もいらないMacユーザーは怒っておられると思う。まあ単売される製品として見た場合¥700はちょっと安すぎるかもしれないから、定価¥2,000位なら適価ではないだろうか。
それはさておき現実の対処だが
- お店にはっきりと保守部品としての取り寄せである旨を告げる事:カタログに載っている製品ではないからね
- 普通の写真屋さんが駄目なら現金直接買付の大規模小売店(お客様の味方ヨドバシカメラ等)にお願いしてみる
- マニュアルの後ろに書いてあるサービスステーションに相談してみる
- どれも駄目だったならばあきらめてCASIOのUSBケーブルQC-1U(実売¥3,840)を買う
追加情報:庶民の味方サンワサプライからFujifilm/Casioのデジカメで使えるUSBケーブルが発売されたようだ。型番は KU-AMB18F 、価格¥2,000となっているがおそらく¥1,500以下で入手可能だろう。純正ケーブルを部品として購入するより若干高いが大きなパソコン屋・カメラ店なら店頭在庫になるだろうし、店頭になくてもどのパソコン屋でも取り寄せ可能だから入手性については有利だ。
- ●usbstor.infは変更しました。あとは何をすれば良いんでしょうか
- パソコンとFinePixをUSBケーブルで接続し、FinePixを再生モードに設定して電源を入れる。FinePixの液晶パネルに"USB"と表示されればFinePix側は正常動作。パソコン側でFinePixを見つけてハードウェアウイザードが自動的に起動するので指示に従う。WindowsがFinePixを認識してくれれば"マイコンピュータ"や"エクスプローラ"等にリムーバブルディスクのアイコンが1つ増えるはず。これがFinePixのスマメの中身だ。
何か「USB接続すると消費電力増えるからACアダプター必須だ」という学説を唱えられている方もいらっしゃるようだが、どう考えても大食らいのCCDが常時通電されている撮影時の方が消費電力は大きいと思う。正常動作していれば64MBフルに撮ってあっても画像転送時間は3分弱なので、赤色のローバッテリー警告表示でも出ていない限りACアダプターを接続する必要はないだろう。今どきのUSB接続できるデジカメで3分撮影するだけでバッテリー切れるなんて機種ないでしょ。
- ●データーの読み書きは具体的にはどうやってやればいいんですか
- 正常に接続ができているならば、マイコンピューター・エクスプローラー・デスクトップ等にはリムーバブルディスクのアイコンが表示されていると思う。まさにその通りで、FinePixをUSB接続の外付けMO装置のつもりで扱えばいい。
FinePixで撮影した画像は酢豆のDCIMというフォルダー内の100_FUJIといった名前のサブフォルダーに格納されている。だから画像の読み込みをするには単純にこのサブフォルダー(100_FUJI)または画像ファイルを自分のパソコンのハードディスク内にドラッグすればいい。逆にこのサブフォルダーにハードディスクに入っているJPEG画像をドラッグすればその画像を酢豆へ書き込むことができ、FinePixを再生モードにすればFinePixの液晶で画像を見る事ができる。なおFinePix4700ZだけはUSB経由では酢豆へ書き込むことができない。
またFinePixはWindows/Macどちらでもリムーバブルディスクとして認識されるので、Windows←→Mac間のファイル交換に使う事もできる。
スマメを取り出すと電池も抜けてしまう40i等では無意味だが、4900では「Eject」コマンドを使って複数枚の酢豆を電源を切らずに入れ替えながら読み込む事も可能だ。
- ●書いてある通りにやってみましたが動きません
- 高価な純正USB接続キットを買ってしまった人も含め、こういうケースはそれなりの頻度で発生する。最初に言っておきたいのだが、この手のケースの99%以上はあなたのパソコン側に問題がある。あわててカメラを店に持っていっても店でテストしてみて「ちゃんと動くようですねぇ?」と帰ってくるだけだ。
・usbstor.infを修正する際のミス
Windows98/Windows2000の場合は1-3: Windows2000の場合の修正を、WindowsMeの場合は1-4: WindowsMeの場合の修正を適用する事。Windows98にMeの修正を適用すると動かない。あとスペルミスやコンマの数、全角スペースを入れたりしない事等に注意。
ミスってしまった場合にはコントロールパネルのシステム→デバイスマネージャーを見るとUSB関連のデバイスに黄色いビックリマークが付いていると思う(1-3の最初の画像を参照)。これを一旦削除して、パソコンを再起動してからまた挑戦してみて欲しい。
・USBケーブルやUSBハブの品質
「でもこのUSBハブで、他のUSBデバイスは動いてるのに」とか言う人もいるだろう。しかしUSBキーボードやマウスは1.5Mbit/sの低速転送モードで動いているが、FinePixはUSBの高速転送モードを使うので転送速度は12.5Mbit/sと普通のシリアルポート(RS-232C)の約100倍、10baseのLANよりも速い。このためいい加減なUSBケーブルやUSBハブを使うとデーター転送エラーを起こす事がある。パソコン側で認識はするのに画像転送中に固まるような場合は、このデーター転送エラーを起こしている可能性が高い。まずUSBハブ等を使わず、パソコン本体のUSBコネクターに直結して試してみるのがいいだろう。
特殊例1:ASUSTEK CUSL2というIntel815Eを使ったPentium-III用メインボードの場合、メインボード上のUSBコネクターに接続するとデーター転送エラーを起こす事があるようだ。このメインボードにはメインボード上のパラレルポートコネクター脇にある2つのUSBコネクターの他に、PCIスロット用のブラケットを使った拡張USBコネクターが3つあるはずなので、そちらに接続するとうまく動く場合があるようだ。これはFinePix以外のUSB接続CD-R/スキャナー等でもトラブル例が報告されているらしい。
特殊例2:最近はパソコン本体の前面にもUSBコネクターが設置されている機種が増えてきたが、この手のコネクターは背面に出るはずのUSBコネクターをケーブルで前まで引っ張ってきているだけなので、たとえ一流メーカー製パソコンであってもケーブル品質等によってはデーター転送エラーでコケてしまう事があるようだ。前面コネクターをあきらめて背面のUSBコネクターに直結すると動く場合もある。
・Windows98SEで、AMDのCPUの場合
Windows98SEのFAQの1つなのだが、AMDの350MHz以上のCPUとVIAのチップセットを使ったシステムの場合、デバイスドライバーに問題がありUSBが正常に動作しない事があるようだ。これについてはMicrosoftからパッチが提供されている。なおこれが見つかったのはAMD K6-2/350の頃の話なので、最近のAthlon/Duron等のシステムでは問題ないかもしれない。
http://www.microsoft.com/japan/support/kb/articles/J050/8/18.htm
・他のソフトによる影響
今のところWindows98SEにてAdaptec EasyCD Creatorを一度入れると、もう二度とFinePixとのデーター転送ができなくなるという症状が報告されているが、これはソフトのバージョン等によって異なるかもしれない。また古いウィルススキャンソフトや変な常駐ソフト等が入っているとUSBが正常に動かなくなる場合もある。
・メインボードやPCI拡張カード
パソコンのメインボードのBIOS設定でUSBインターフェースをDisableに設定してあると、当然ながらUSB機器は使えなくなる。滅多にないとは思うが、どうしても動かないような場合は一度チェックしてみると良いかもしれない。また国際事務機械(別名南蛮帝国:通称IBM)製ノートPCの一部では、出荷時設定がUSB disableだという噂もある。設定方法については必ずマニュアルに書いてあるはずなので各自読んで欲しい。USBケーブルを接続してFinePixの電源を入れた時に"新しいデバイスが見つかりました"と表示された場合は、USBは生きているので問題ない。
またヘボいPCIの拡張カードを使っている場合、USBとPCIカードが同じIRQ(割り込み信号)を使っていると動かないという例もまれにある。これは普通そのPCIカードのデバイスドライバーがヘボいためなのだが、更新されたドライバーが供給されていないような場合はPCIカードを挿すスロットを変えてみるという方法が良く使われる。
- ●USBドライバーが手に入らないのでメールで送ってください
- ...何考えてるんですか、あなたは...
Back to Home
t s u r u z o h @ b a . w a k w a k . c o m