1999年 Whistler情報
積雪状況
今年はラ・ニーニャ(逆エルニーニョ)現象が起きており、ウィスラーは大雪が予想されていた。確かに11月末からドカ雪が降って一気に2mを突破したのだけど、その後の伸びはいまいちだった。私がいた間は1週間ほど連続で雪が降ったが、気温はあまり下がらず麓で0℃〜-5℃といったところ。滑っていると暑い位だった。このため山頂では立派な樹氷が見られた。ただ元旦の時点で220cmの積雪があったから、例年に比べてそこそこ雪が多いとは言えるだろう。
スキー場
今年はブラッコムはほとんど変わらなかった。ウィスラーは、かなりの変更がなされた。
Roundhouse Lodge
ウィスラーゴンドラ降り場にあったPika'sレストランとラウンドハウスロッジが合体して、公称世界最大のゲレ食となった。ついでにゴンドラ降り場ともくっついてしまったので、ゴンドラを降りてすぐラウンドハウスロッジに入れるようになった。
また、ラウンドハウスから待ち合わせ場所として良くつかわれていた電光掲示板へは今までは一旦少し降りてから歩いて登らなければならなかったが、間に土が盛られたようで、登らずに行けるようになり非常に楽になった。右写真はラウンドハウス2Fから電光掲示板方面を撮ったもの。
Peak Chair
今年最大の変更点とも言える。寒い・遅い・怖いの3拍子揃ったリフトピークチェアが、高速クヮッドリフトに掛け変えられた。これに伴い、ストックの天敵とも呼ばれた(ここでストックを折る人が絶えなかった)中間駅が廃止された。クヮッドになり椅子が重くなったため、風によって運休することも以前より減ったようだ。
また従来はピークチェア乗り場に行くにはT-Barを1本横切る必要があったが、T-Barの長さを短くして横断せずに行けるようになった。
Frontier pass
ピークチェアを降りてからウェストボゥル・ベィグルボゥル方面へ行く場合には、従来はHighway86というコースでノタノタと迂回してから長い斜面トラバースをしなければならなかったが、今年新たにFrontier passというコースが設置され、ピークから一気にウェストボゥル入り口まで滑って降りることができるようになった。このコース、滑っていてなかなか気分のいい中斜面である。
Franz's Chair
取り外された旧ピークチェアは、Red Chairの上半分にほぼ平行した3人乗りリフトFranz's Chair(写真右)として再生されたようである。このリフトは遅いし、位置がちょっと中途半端であまり使い道が無いが、他のリフトが混んでいる時やピークチェア乗り場脇の崖エリアを滑った後にピークチェアに戻りたい時などには使えるだろう。
Blackcomb Glacier
今シーズンは正月明けまで、Showcase T-Barを登ってから5分ほどハイクアップして行く、ブラッコムの名物コースBlackcomb Glacierが一度もオープンされなかった。
これは昨夏の猛暑によって、氷河に巨大なクレパスができてしまい、安全確保のために雪で完全に埋まるまで待っていたため。原住民も「こんなの聞いた事ない」と言っていたから、まさに異常気象。1月2日頃に今シーズンはじめてオープンしたようだ。12月中にウィスラーに行った方、ちょっと残念でしたね。
ウィスラーの新林間コース
ベィグルボゥルの下からクリークサイドまでの巨大林間コース群は残念ながらまだ建設中で、正式オープンはされていない。原住民がたまに勝手に入って滑っているようだが、途中に川が横切っていたりするし、正式オープン前なのでスキー場外扱いとなっているので、もし怪我をした場合は救助費用等は全て有料になる。迂回コースは一切ないので初・中級者は絶対に入らないように。このコース、上級者が入っても普通に休みながら滑ると下まで1時間位かかるから、初心者だと一生出られないかも。ひょっとして迂回コースを作ってから正式オープンなのかな?
リフト券
左は私が買った10日券。10日券の場合だと12日間のうち任意の10日滑ることができるため、去年まではバーコードのチェック+マジックで使った日付にチェックマークだったが、今年からは完全にバーコードチェックだけになり、わずらわしさが減った。
一日券の料金は去年より$2位上がっており、ピークシーズン(12/26〜1/3および2/13〜3/21)は$59、その他は$57。もしもウィスラーに来る前にバンクーバー等のセブン・イレブンに寄る時間があったら、そこで前売りチケット(写真右)が買える。これは1999年8月2日までの任意の日に使うことができ、料金は$50とかなり割安。ただし(あたり前だが)ウィスラー近郊のセブン・イレブンでは売ってないそうだ。
今年のリフト券も、下にミシン目で切り取れるタグが付いている。これを保管しておけば、もしスキー場でリフト券を紛失しても窓口で再発行してくれる。4日券、5日券といった高額チケットを買った場合は、必ず切り取って財布等に保管しておこう。
ヘルメット
以前からウィスラーで滑る子供たちは、ほとんど左のようにヘルメットをかぶっていた。別にレースの練習しているわけではなく、子供はヘルメットかぶるというのが欧米では一般常識になってきているようだ。
最近は一般スキーヤーでもヘルメットをかぶる人が増えて来た。右は一部で有名な不良カナダ人のジェフ。彼がかぶっているのは奥さんからのクリスマスプレゼントという、ウィンタースポーツ用ヘルメット。手で持ってみると、バイク用等と違いとっても軽く、片手で簡単に振り回せる程度。また彼によると音も結構良く聞こえるし、非常に暖かいそうだ。
もしもこれを今日本のスキー場でかぶると、ちょっと周りの人にヒカれてしまうような気がするが、スキー&スノーボードってのは刃物(研ぎ澄まされたエッジ)を持った暴走族(スピードコントロールもできない自称上級者)がはびこっている危険なスポーツだから、こういうのはぜひ日本でも流行ってほしいものだ。
Fresh Tracks
ウィスラーには以前から、ファーストトラックという制度があった。これは$15払うと通常は8:30オープンのゴンドラに7:15から乗せてくれて、上のレストランで朝食を食べて、コースオープン(8:30)と同時に上から滑ることができるというもので、つまりは新雪が降った日に$15払ってでも人よりも早くパウダーを滑りたい!という人のためのものだ。
朝食はバイキング形式で食べ放題であり、それ考えると$15ってのはそんなに高くないと思う。ホテルで朝食とっても$10位するしね。今年はこれがFresh Tracksという名前になり、ケロッグがスポンサーになった。内容は以前と同じである。なおFresh Tracksのチケットは、リフト券売り場でいつでも買う事ができる。
食い物
ゲレ食
ウィスラーのゲレ食Roundhouse Lodgeの2Fに、エスニックというかオリエンタルフードコーナーができた。メニューは丼物(bowl)3種(日本、タイ、インド風)とラーメン、ギョウザ。
左はそのうちの日本丼(Japanese Bowl)。多分カナダで売っているテリ焼ソースで炒めた鳥肉、ブロッコリー、にんじん、ねぎ、セロリがちょいとパサパサした長粒米の上に掛けてある。黄色いのは最後にトッピングしてくれる卵焼き。味付けや鳥肉はいい感じだったが、セロリが日本風の味付けにはあまり合わない気がする。値段もちと高く、$9ほど。
右がラーメンである。ごてっとゆでた麺の上に、炒めたにんじんやらトムヤンクンとかに良く入っている中華パセリなどが添えられており、味付けは辛くはないそうだが東南アジア風ヌードルって感じかな。いわゆる日本や中国のラーメンではない。値段は$5ちょいなので比較的安いけどね。まあ正直言って、どちらもあまりお薦めではない。
ウィスラーのゲレ食でのお薦めはスープだ。ボゥル一杯のスープにパンが付いて$3.5位。これだけで昼食には十分な量。私はクラムチャウダーが好きだ。またビーフチリもおいしい。こっちは$6ほどだけど、やはりパンが付いて来る。チーズをトッピングしてもらうのがお薦め。
ビレッジ
今年もあまりビレッジで外食しなかったのだけど、1月2日(土曜)の夜という最混みパターンの日に外食する事になり、とにかくすいているビレッジノースのNoodle houseに行った。2〜3年前にできた中華料理屋なのだが、出来た当時はとにかくラーメンが不味いというので評判であった。最近はそこそこ食えるようになったという噂もあるのだが、一応安全を見てラーメンは避けた。
喰いかけの写真で申し訳ないが、左から揚州炒飯(五目炒飯:$9)、鳥肉とカシューナッツ炒め($13)、牛肉焼きそば黒豆ソース($12)の3種。量はカナダの標準というか、日本だと特盛りかもしれないが、普通の日本人男子なら何とか喰い切れる量。味は 炒飯:まあまあ、鳥肉:あと一歩、焼きそば:うまい。この焼きそばはお薦めだ。炒飯も量と値段考えれば合格点かな。何と言ってもピークシーズンの土曜夕方で席が半分空いていて、すぐ座れるってのは極空腹時には有り難い。
でもやっぱりお薦めはビレッジノースのマクドナルドの2FにあるSUSHI-YA。今年も1月4日に行って、トロ・イクラ・ウニ・カニと定番を行ってから、うなきゅう(うなぎときゅうりの巻物、まわりはゴマ)っての初めて食べた。これイケます。上ネタを満腹するまで食べて$30位。そういえばカナダのオリジナル巻物ってまわりがゴマのが多いけど、あれはやっぱ欧米人が海苔に違和感を感じるためだろうか?などと考えていると、目の前を焼餃子が通り過ぎて行く。連れの不良カナダ人にちょっと聞いてみる。
私「何で寿司屋に餃子があるの?」
不「餃子って中国だっけ?中国語だと何て言うの?」
私「チャオズーとかだと思う」
不「ふ〜ん。でも皆、餃子は日本食だと思っている。どこの寿司屋にもある。無いと納得しないよ。」
まあ確かに焼餃子ってのは日本食と言っても差し支えないという話もあるが...寿司と餃子って味が全然マッチしないと思うがなぁ。
空港
これは帰りにバンクーバー空港で食べたもの。将軍やバーガーキングの並びにある、中華のファーストフード店で、チャーハンまたは焼きそばに好きな料理2品を付けて$6である。私の組み合わせは チャーハン:まあまあ、マーボー豆腐:いまいち、牛の角煮:なかなか、って所であった。値段考えると合格点だろう。量も昼食には適度。ただチャーハン、料理ともにちょっと冷め気味なのが難点かな。電子レンジでも使って一度あたためてくれるといいんだけど。
しかし何のかんの言っても、結局私は中華料理が好きなのである。期待が裏切られる事も国内外ともに多いのだが。
番外編
Speed Control
ウィスラー&ブラッコムのコース上で、合流点や見通しが悪くて危険な所にはSlowという表示が出ている。ここにたまにこのポンチョを着たスピードコントロールという係員が立っている。あまりハイスピードで暴走していると、この人達につかまってリフト券を取り上げられるので注意しよう(というか、それ以前に危険だからそういう所で暴走しないようにしようね)。
Repair Shop
ウィスラーに行って早々にスノーボーダーにストックのバスケット(リング)を踏まれて亀裂が入ってしまい、2日後に真っ二つに割れてしまった。しょうがないのでビレッジのスキーショップに行って相談したら、カールトンロッジの地階にあるリペアショップというのを紹介された。カールトンロッジってはウィスラーゴンドラ乗り場の真下の建物。このリペアショップ、ちょっと寸法が特殊なICEのポールに合うバスケットもちゃんと用意していた。サイズは中位のと大きめの2種類あったので、左右2本とも大きめのものに替えてもらった(直径90mm位)。料金は交換料含めて2本で$5、これは安い。最近のポールはどれもバスケットが小さくて、パウダーでは全く役に立たない。パウダー好きな人はぜひここで交換しておく事をお薦めする。
ドアマン
私がウィスラーに行ったのは、ちょうどクリスマスシーズンだったので、ブラッコムのランデブーレストラン入り口には特別にドアマンが付いていて、お客が来ると「いらっしゃいませ」とドアを開けてティッシュを差し出していた。12月27日位まではいたようだ。しかし派手な衣装!
テルさん
28Min.Photo Whistlerの店主、テルさん。確か去年まではDynastarのモーグル用スキーを使っていたのだけど、今年はSalomonのXscream TenEightyというスキーを使っている。ウェアの色もそれに合わせたのかな?
TenEightyって、360×3=1080:空中で3回転ってトリックの事で、この板はエア専用のカービングスキーなんだけど、彼はこの板1本でモーグルやハイスピードクルージングまでこなしている。モーグルやってる所を上から見たんだけど、この人は目茶滅茶速く滑るんだよね。TenEightyでのハイスピードクルージングについて、彼の感想は
「いや〜、何ちゅうかアルトワークスで120km/hで走っているような感じというか、それがまた面白いんですわ」
と、不安定さを逆に楽しんでいるという事のようだ。長さ161cmで、後ろにも滑れるツインチップだからなぁ。実効長は150cm相当かな?
彼の店の外観は右写真。店員さんも皆日本人なので、まあ他の店みたいにフィルムに指紋ベッタリなんて事はないだろう。28分仕上げなので、ちょいと買い物している間に写真出来上がります。場所はビレッジノースのTyndall Stone Lodge、28Min.Photo Whistler(電話905-0461)
Alpine Lodge
今年もウィスラーの宿はアルパインロッジ。
ウィスラーで唯一、スタッフが全員日本人/日本語が出来るカナダ人なので、滞在中は一切英語を使わなくて済むという怪しいロッジである。e-mailや電話での予約や問い合わせも全て日本語でOK。英語に自信のない人には絶対お薦め。
普通の人は知らないような最高に面白いコースへ毎日連れて行ってくれるスキーガイド(無料)もここのウリ。腕に自信のある人は◆◆:Double Black Diamondの超上級コースへも連れて行ってくれる。
試しに泊まってみたい人はこちらの最後のページを参照のこと。
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