更新日  2011.6.22

我が家の薔薇

"Blue Rose'' という言葉は「不可能」を意味
するほど青いバラを作ることは難しく、世界中
の育種家が挑戦してきました。


私もこのブルーローズに憬れて
日本で作出された代表的な青い薔薇を育てています。

〜青龍〜
(ハイブリットティローズ)


36年を費やし、小林森治氏(栃木県佐野市)2002年作出。
紫ではない青い色素を持つバラとして有名です。

「東洋大学生命研究所で青龍を分析したところ、青い色素が検出された。
それはバラ独自のものだった。
青龍は花粉がほとんどつかないので、さらなる交配が出来ない。」

サントリーの青薔薇が話題になっていますが、
パンジーの青い色素を使用したバイオテクノロジーによるものなので、
持つ意味がまたまた違うと思います。

ただ色を追求した為に、樹勢は弱く、気難しいバラです。
実はこれは我が家にとってこの青龍は二代目です。

初代の青龍は、高級なテラコッタ鉢に植え付け、雨にも当てず
それは大切に育てたつもりでしたが、3年目の昨年の秋いきなり枯れました。

私は地植えのバラは一本も枯らしたことがないので
新しい苗を手に入れて、思い切って地植えにしました。

今度はよく咲きます!\(^O^)/
雨に打たれても平気な様子。
多少花ビラに病気が出ますが、黒点病で丸裸になることもなく
次々と蕾が上がってきます。
やっばり薔薇は地植えが一番ですね!

(2007年5月31日撮影)
2009年の一番花です。
蕾もたくさん付いて元気です。
(2009年5月25日撮影)
いかにも青龍らしい色合い、端正な剣弁高芯咲きにうっとり・・・!

(2009年5月25日撮影)
 
2011年の開花です。
樹高40cmとミニバラのように小さいのですが
房咲きで枯れこむこともありません。
 (2011年5月27日撮影)
 
たくさんの蕾に囲まれています。
おそらくは摘蕾してあげれば、もっと大きな花になるのでしょう。
(2011年5月27日撮影) 
 
2011年の開花です。
今度は、一輪咲きになりました。
 (2011年6月3日撮影)
 
赤みの全くない灰色に近いブルーです。
 (2011年6月3日撮影)


その他のブルーローズ

サントリーの青バラ「アプローズ」
青というよりも紫系に感じられます。
(2011年5月18日撮影)


〜ブルーヘブン〜
(フロリバンダ)


 こちらは、一回り小ぶりのブルーヘブンです。
河本順子、2002年作出。
半剣弁抱え咲き
鉢植え、やはり花後は黒点病で丸裸状態に・・。
でも、枯れることはなく秋には復活してきます。

(20007年5月26日撮影)
〜ミスティ・パープル〜
(フロリバンダ)


河本順子、2002年作出。
やや青みのあるシルバー色の丸弁平咲きで、花びらは波打つ。
やはり樹勢は強いとは言えませんが、
しなやかなトゲの少ない枝です。


(20007年5月23日撮影)