更新日  2011.9.1

ツマグロヒョウモン蝶とルドベキアタカオ

我が家の庭で育ち美しく舞っているツマグロヒョウモン蝶
夏の庭の主役になっているルドベキア・タカオをご紹介しましょう

ツマグロヒョウモン

オレンジ色の羽に特徴的な黒い点を持つタテハチョウの仲間。
本州では1980年まで近畿地方以西でしか見られなかったそうですが
2002年頃から北関東まで生息域が北上して、我が家でも2005年から
毎年見かけるようになりました。

幼虫はスミレ類の葉を食べるので、園芸種のパンジー・ビオラなど
の葉に春先になって見かけるようになります。
幼虫の体は派手なオレンジ色に黒い突起があり、
一見して毒があるように見えますが無毒です

我が家にはこぼれダネから自生している
強健な宿根ビオラ・フレックルズがたくさんあり
一年中スミレ科の植物の葉があるので
4月頃から10月頃まで幼虫の姿が見られ
親蝶も元気に花壇を飛び待っています。
私はバラの害虫以外、基本的に虫は好きな方です。
女性が嫌う、蜘蛛やカマキリ全くOK!(^−^)v
むしろバラの害虫の天敵として歓迎してます。

苦手なのは、何度も噛まれたことのあるムカデです・・・。(-"-;)
種から育てた大事なビオラを食害されるのは困りますが、
幸いなことに幼虫が活動を開始するのは4月半ばを過ぎて
花の盛りが過ぎた頃なのである程度目をつぶっています。
薔薇には定期的に農薬を使用していますが、出来るだけ
スミレ類の葉には掛からないように注意してます。

宿根ビオラに至っては、既に雑草と化してあちこちにはびこっている
ので、葉がボロボロになっても気にもなりません。
また、宿根ですから、ビオラもそのまま枯れこむようなこともなく
根さえ残れば、またしぶとく復活してきます。
(2011年8月12日撮影)
色が鮮やかな方がです。
(2011年8月12日撮影)
薔薇の鉢で見つけたサナギ。突起がキラキラと光ります。
(2011年8月12日撮影)
宿根ビオラ・フレックルズは、花びらに紫の斑点が入ります。
"フルックルス=そばかす"の意味だとか・・・。

暑さにも強い宿根草です。
一年草のパンジーやビオラのように夏に枯れることもなく、
真夏でも葉が茂っているので、幼虫たちのレストランになります。

(2011年5月3日撮影)
 
 こちらが幼虫。上のお写真のフレックルズの葉にいます。
毒々しい色ですが、毒はありません。

(虫が苦手なご訪問者様、ごめんなさい!<(_ _*)>)

(2011年8月12日撮影)
 
 お口直しに(?) 綺麗な夏の花をどうぞ。
こちらもこぼれ種から毎年顔を出すルドベキア・タカオです。
(2011年7月31日撮影)
 最初に種から育てたのはもう10年以上前です。
その後毎年花壇のどこからか顔を出してきます。
アップで撮っても、この通り無農薬・無肥料でも綺麗に咲きます。
(2011年7月31日撮影)
 これだけ大株になりますが、薔薇と違って病害虫もなく
手が掛かりません。大きくなりすぎて、薔薇の生育に支障を
きたすような場所に生えると、可哀そうですが刈ってしまうことも。
(2011年7月31日撮影)