眼窩神経痛=群発性頭痛三叉神経痛の疑いがあります

もちろん、眼科的な疾患である閉塞隅角緑内障の急性発作
角膜の病気がないことを確認します。

群発性頭痛というのは、目の奥の絶えられないような激烈な痛みが2時間近く続きます。
他にも充血、涙目、鼻水、額の発汗、縮瞳、眼瞼下垂、眼瞼浮腫
・・・などという症状を伴うので
真っ先に眼科を受診される患者さんが多いのです。

男性に多く
見られ、しばしば明け方に激痛で目が覚めます。
いったん起ると毎日、同じ時間帯に続けて起ります。
お酒やチョコレートなどを食べた後に起りやすいとされます。

起りそうかな・・と感じたらコーヒーを飲むのも予防効果があります。

一方三叉神経痛というのは、
痛みはキりで突き刺されたように激烈ですが
時間的には短いものです。
右か左の必ず片方の顔面が痛み、目の周囲も一部含まれます。
痛みが出現するきっかけは、風が顔にあたる・洗顔・歯磨き・会話・租借(ソシ
ャク=食物を噛んだ時)などです。

どちらも治療は、
神経内科や脳外科にて、内服薬やお注射が有効です。
その時に念のためCTで、脳内の病変(くも膜下出血など)が
起きていない事も確かめてもらいましょう。
なお、三叉神経痛の場合は、脳外科的な手術やペインクリニックと呼ばれる麻酔科での
治療も行われる事もあります。