種蒔きと苗の成長の様子

私の大好きなことの一つに種蒔きがあります。
とくに秋は、来年の春花壇を想いながら、たくさんの種を撒きます。
そんな種蒔きと、苗の成長のご様子をご紹介しましょう。

  1. 準備するもの    

    ピートバンやジフィナインは、株)サカタの種の製品
    ですが、清潔で初期肥料も含まれていて、大変便
    利で愛用しています。ジフィナインは植え替えを嫌う
    直播き用の草花に最適で、そのまま定植できます
    もちろん、直接ポット撒きすることもあります。
    この際も清潔な新しい土であることが肝心。



2、
方法

パンジーやビオラの発芽温度は、15度から20度と意外と低く、夜間温度が20度以下になる9月がベストです。
買うと一株100円以上しますが、自分で作ると一袋300円くらいで、30から70株も作れます。
お気に入りのパンジーをずらりと贅沢に並べたり、お店にはない
新作のパンジーを咲かせて
道行く人を振り返らせる醍醐味があります。

用意するのは清潔な土。
種蒔き用土やピートパンと呼ばれる種蒔き専用の圧縮用土が良いでしょう。
使い古した土には病気の菌が残ってる可能性があるので避けます。
苗立ち枯れ病が大敵だからです。
直接ビニールポットに蒔く蒔く場合は、
マグファンプK(下の写真)等の根に当たっても害の出ない化成肥料を
土にごく少量直接混ぜます。
十分に水を吸わせてから、直径5cmくらいのビニールポットなら4〜5粒くらいばら撒きます。
覇土はしないか、バーミキュライト(ヒル土)を種が隠れる程度薄く掛けます。

     500mlのペットボトルに注ぎ口を付けた物。これでそっとピートバンの隅から水を入れる
ピートバンの場合は、まず十分に水を吸わせて膨らませてから箱まきの要領で、15×20cmの
タイプなら一袋丸々蒔いてもOK。半分にする時は贅沢に間を取ります。
初期肥料は入っているのでそのままでよし。

置き場所はなるべく
涼しいところで、直射日光や雨の当たらない場所にします。
発芽するまでは特に
水切れに注意して、種が流れないように水は下から吸わせるようにします。
双葉が開き、本葉が見え始めたら徐々に日に当て、水は夕方には表面が乾く程度にひかえめにします。

 


9月10日ピートパンに種を撒く。
雨の当たらない涼しい日陰に置く。
9月20日ビオラ・ペニーオレンジ以外の双葉が出揃う。
上の双葉の様子を拡大したところ。

  
次のページにポット上げの実際があります。