著作権重要判例要旨[トップに戻る]







譲渡契約の解釈(12)-独占販売契約の解釈-
遮熱材工場の写真事件平成200626日東京地方裁判所(平成19()17832 

【コメント】本件において原告は、米国法人であるリフレクティックス社との間で、同社が製造販売する遮熱材等の製品について、原告が日本における独占販売権を取得する旨の独占販売契約を締結して、日本における同社の総代理店となっていました。 

 本件写真21の著作物性・著作権の帰属
 
原告は,本件写真21,本件写真22及び本件図面はいずれもリフレクティックス社が作成した著作物であり,原告は,リフレクティックス社の日本における総代理店(総輸入元)となり,リフレクティックス社から,本件写真21,本件写真22及び本件図面の各著作権のうち,日本国内における複製権の譲渡を受けたから,本件写真21の複製権は原告に帰属する旨主張する。
 
しかしながら,原告は,本件写真21,本件写真22及び本件図面がリフレクティックス社が作成した著作物であることについて具体的な主張立証をしていない。
 
また,原告提出のリフレクティックス社と原告間の200463日付け覚書(「Memorandum」)中には,「3.リフレクティックス社は株式会社佐武に,リフレクティックス社及び株式会社佐武の日本市場に於ける知的所有権を守るために訴訟及び解決を委託している。」,「4.上記株式会社佐武宛の権限は株式会社佐武がリフレクティックス社の総代理店である限り有効とする。」との記載があるが,上記記載部分から原告が本件写真21,本件写真22及び本件図面の各著作権のうち,日本国内における複製権の譲渡を受けた事実を認めることはできない。他に上記譲渡の事実を認めるに足りる証拠はない。
 
したがって,本件写真21は原告が著作権(複製権)を有する著作物であるとの原告の主張は理由がない。











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