著作権重要判例要旨[トップに戻る]







著作権表示の存在を過失責任認定の根拠とした事例(2)
「グラブ浚渫施工管理プログラム事件」平成190726日大阪地方裁判所(平成16()11546 

 被告の著作権侵害についての故意・過失の有無
 
被告は,G1Xver3.00の著作権がAに帰属していたとしても,Aが自ら,G1Xver3.00のトップページに橘高工学の著作権表示をしている以上,被告が橘高工学に帰属していたと認識していたことについて過失はないと主張する。
 しかし,前記のとおり,平成124月時点では,G1Xver3.00のトップページに橘高工学の著作権表示があったが,その後,Aは,G1Xver3.00について,著作権表示を日本システムプランニングに書き直しているし,G1Xver5.24以降については,当初から日本システムプランニングの著作権表示を記載している。
 
そして,被告が複製物を販売したプログラムに,日本システムプランニング(原告ないしA)の著作権表示がある以上,過去にこれと異なる著作権表示のある時期が一時的にあったとしても,現に著作権表示をしている者に対する問い合わせ等,著作権の帰属について十分な注意を払うべきであり,被告にはこれを怠った過失がある
 
したがって,被告には,本件プログラム及びG1X MS-DOS版の各著作権を侵害することについて過失があったということができる。











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