著作権重要判例要旨[トップに戻る]







1131項関係(6)-「情を知って」の意義-
「黒澤映画DVD輸入販売/角川事件@」平成200730日知的財産高等裁判所(平成19()10082 

 以上に認定判断したところによれば,本件商品は,輸入の時において国内で作成したとしたならば被控訴人の複製権を侵害するべき行為によって作成された物であり,控訴人が本件商品を国内において頒布する目的で輸入していることは争いがないから,控訴人が本件商品を輸入する行為は被控訴人の著作権を侵害する行為とみなされる(著作権法11311号)。
 
したがって,被控訴人は,控訴人に対し,著作権法1121項及び2項に基づいて,本件商品の輸入及び頒布の差止め並びに在庫品の廃棄を求めることができる。
 
なお,控訴人による頒布の差止めについては,著作権法11312号の適用があるとしても,遅くとも控訴人に対し原判決書が送達されたことにより同号の「情を知つて」の要件を満たすことになると認められるので,被控訴人は,著作権法11312号,1121項に基づいて,その頒布の差止めを求めることができる
 
また,控訴人は,本件商品を日本国外において第三者に製造させており,原審及び当審を通じて本件映画の存続期間の満了を理由に著作権侵害の成立を争っているから,将来,日本国内においても本件商品を製造,販売するおそれがあると認められる。
 
よって,被控訴人は,著作権法1121項及び2項に基づいて,本件商品の国内での増製及び頒布の差止めを求めることができる。











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