著作権重要判例要旨[トップに戻る]







「贋作」の製作は「引用」に当たるか
「大阪税関絵画積戻し命令事件」
平成80131日大阪地方裁判所(平成6(行ウ)4/平成90528日大阪高等裁判所(平成8(行コ)8 

 そこで、次に、本件各絵画における本件各原画の利用が著作権法321項所定の「正当な引用」に該当するか否かについて判断する。
 
著作権法321項は、「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われなければならない。」と規定しているところ、右規定の趣旨に照らせば、同項にいう「正当な引用」に該当するためには、少なくとも、引用を含む著作物の表現形式上、引用して利用する側の著作物と引用されて利用される側の著作物とを明瞭に区別して認識することができ、かつ、右両著作物の間に前者が主、後者が従の関係があると認められることを要するものというべきである。
 
【控訴審で訂正:そこで、これを本件についてみるに、前記で認定説示したとおり、本件各絵画が引用に係る本件各原画を明瞭に区別し、これを従たるものとして引用しているということは到底できない。】











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