著作権重要判例要旨[トップに戻る]







差止の射程範囲(8)
「社交飲食店楽器演奏差止等請求事件」平成180206日大阪地方裁判所(平成17()7734 

 差止め等の請求について
(1) 前記のとおり、本件店舗は、社交飲食店であると認められるところ、その営業の性質と、被告が平成1425日から継続して管理著作物を使用してきたことに照らせば、被告が、将来にわたって、前記の方法により、管理著作物を使用し続ける蓋然性は高いものと認められる。
 
よって、原告の、@奏者をしてエレクトーン、シンセサイザーその他の楽器により演奏させる方法、A奏者による楽器の伴奏に合わせて客又は従業員をして歌唱させる方法、及び、Bカラオケ機器を操作して歌詞の文字表示を再生する方法による、管理著作物の使用差止めの請求は、理由がある
(2) 前記のとおり、本件店舗において、前記の方法により使用されている楽曲は、少なくともその過半数が管理著作物であると認められ、本件店舗内に設置されている別紙物件目録記載の物件は、上記方法による管理著作物である楽曲の使用において用いられるものと認められ、また、別紙物件目録記載の物件が、楽曲演奏や歌唱時の伴奏、歌唱時の楽曲の歌詞の文字表示以外の用途に用いられていることは、主張上も証拠上もうかがわれない。
 以上に照らせば、被告による管理著作物の使用による著作権侵害行為の停止及び予防に必要な措置として、別紙物件目録記載の物件の本件店舗からの撤去を求める原告の請求は、理由がある
(3) 前記のとおり、原告が再三にわたって著作物利用許諾契約の締結を促しても、被告が応じてこなかったという経緯に照らせば、被告が、判決により管理著作物の使用を差し止められても、これに従わず、また、別紙物件目録記載の物件を本件店舗から撤去されても、別のエレクトーン、シンセサイザー等の楽器類やカラオケ機器を搬入して、管理著作物の使用を継続するおそれは高いものといわざるを得ない。
 
よって、原告の、本件店舗へのエレクトーン、シンセサイザーその他の楽器類並びにマイク、アンプ、スピーカー及びモニターテレビ等の組み合せからなるカラオケ機器の搬入差止めの請求は理由がある











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