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人格的利益の侵害による不法行為の成否
「書籍の題号『時効の管理』事件」平成201008日大阪高等裁判所(平成20()1700 

 人格的利益の侵害による不法行為の成否(当審新請求)
 
控訴人は,「時効の管理」という題号の著作物性が否定されるとしても,被控訴人書籍題号の使用により控訴人は法的保護に値する人格的利益を侵害されたから,不法行為に基づく損害賠償請求権を有するものであり,社団法人日本文芸家協会の見解もこれを裏付ける旨主張する。
 
しかし,両書籍の題号は同一ではないし,仮に類似するものとしても本件全証拠をもっても被控訴人らが控訴人書籍の題号を殊更に模倣するなどの不正な目的をもって被控訴人書籍の題号を付したと認められないし,控訴人引用の日本文芸家協会の見解も同一でない題号の使用につき不法行為が成立しうるとの見解を示したものとも解されず,控訴人主張を裏付けるものとは言えず,前記の認定・説示に照らしても,被控訴人書籍の出版等が不法行為を構成するものとは認められず,他にこれを認めるに足りる証拠はないから,同主張は採用できない。











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