著作権重要判例要旨[トップに戻る]







消滅時効の援用を認めなかった事例
「鮎釣り大会等スポニチ外部委託写真掲載事件」
平成220909日大阪地方裁判所(平成20()2813 

 消滅時効の成否について
 被告は,原告P1らが,2次使用あるいは別カット写真の使用を,各使用日において知っていたことを前提に,消滅時効を主張している。
 しかしながら,撮影から間がない時期に行われる最初の掲載については,掲載日を予測し,自ら被告新聞を購入して確認することが可能であるものの,前記のとおり,そもそも原告P1らは,被告に2次使用や別カット写真の使用を許諾しておらず,そのようなことが行われるとは予想していないはずであるから,被告が断りなく行った2次使用や別カット写真の使用を,各使用日において知ることができたとは認めがたい。しかも,別表のとおり,各使用日と初回掲載日との間には,短いものでも半年以上,長いものでは4年近くが経過しているし,インターネット上での掲載が行われるなど,媒体も紙面に限られないのであるから,認識可能性はいっそう乏しいといえる。
 そして,原告P1らは,P3(管理人注:被告の担当者)からの手紙により,初めて被告の2次使用や別カット写真の使用を知ったと主張し,原告P2はこれに沿う供述をしているところ,同供述の信用性を否定する事情はない。
 
したがって,原告P1らが被告の2次使用や別カット写真の使用を知ったのは,上記P3からの手紙が発送された平成1958日以降であると考えられ,被告が時効を援用した平成21327日の本件弁論準備手続期日において,未だ時効は完成していないから,被告の消滅時効の抗弁には理由がない











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