著作権重要判例要旨[トップに戻る]







著作財産権侵害に基づく慰謝料請求の可否(11)
「‘北朝鮮の極秘文書’書籍事件」平成240131日東京地方裁判所(平成20()20337/平成240910日知的財産高等裁判所(平成24()10022等) 

【原審】

 慰謝料について
 原告は,韓国書籍の出版,販売により原告は精神的苦痛を受けたものであり,これを金銭に評価すると500万円を下らないと主張する。
 原告の上記主張は,要するに,被告らによって原告の著作権が侵害されたことによる慰謝料を請求するものと解されるところ,著作権のような財産権の侵害に基づく慰謝料を請求し得るためには,侵害の排除又は財産上の損害の賠償だけでは償い難いほどの多大な精神的苦痛を被ったと認めるべき特段の事情があることが必要であると解すべきである。本件では,上記特段の事情の存在を認めるに足りる証拠はない。
 
したがって,この点に関する原告の主張は,理由がない。

【控訴審】

 実損及び慰謝料について
 
当裁判所も,原告の主張する実損及び慰謝料(著作権侵害に係るもの)については認められないものと判断する。その理由は,原判決…「慰謝料について」のとおりである。











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