著作権重要判例要旨[トップに戻る]







出版者の注意義務(11)
「幼児教育教材文庫シリーズ挿絵事件」平成240329日東京地方裁判所(平成23()8228 

 前記で認定した事実関係によれば,被告は,原告らの許諾を得ることなく本件第1書籍を合計269000冊増刷したものであり,これにより,原告らは,本件第1原画に係る原告らの著作権(複製権)を侵害され,損害を被ったものといえる。
 
また,被告は,書籍の出版事業等を業とする者として,本件第1書籍の増刷に当たり,本件第1原画の著作権の帰属について十分な検討をするとともに,本件第1原画の著作者である原告らの認識を確認するなどの調査を行えば,本件第1原画の著作権が原告らにあること(原告らから被告に著作権が譲渡されていないこと)を認識することが可能であったにもかかわらず,必要な検討及び調査を行うことなく,上記侵害行為を行ったものである。したがって,被告は,本件増刷を行ったことにつき,少なくとも過失があったというべきである。











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