著作権重要判例要旨[トップに戻る]







確定判決の既判力(4)
「不動産物件表示プログラム制作事件」平成241130東京地方裁判所(平成24()15034 

【コメント】本件は、プログラムの著作物の著作権を有すると主張する原告が、被告に対し、主位的には複製権侵害及びプログラム著作物の著作権侵害とみなされる行為に基づき、予備的には一般不法行為に基づき、原告が被った損害の一部請求として所定の賠償金等の支払を求めた事案です。 

 本案前の主張について
 被告は,同一事案について既に判決が確定しているから,一事不再理の原則からみても本件訴えは却下されるべきであると主張する。
 しかし,別件訴訟は,原告が,被告に対し,主位的には,ウェブサイト制作作業等の請負代金等296万円及び遅延損害金の支払を,予備的には,被告が原告作成のウェブサイト等に不正にアクセスしたことによってウェブサイト制作費,コンサルティング料金等相当額である286万円を不当に利得したとして同額及び法定利息金の支払を求めたものである(なお,原告は,別件訴訟控訴審において,主位的請求及び予備的請求とも100万円及びこれに対する附帯請求の限度に請求を減縮した。)。
 これに対し,本件訴訟は,原告が,被告に対し,本件プログラムの著作権(複製権)侵害(予備的に一般不法行為)に基づき,損害賠償金合計1120万円の一部請求として280万円の支払を求める事案である。
 
別件訴訟と本件訴訟とは当事者を同一にし,事実関係に重なるところがあるとはいえ,訴訟物も争点も異なるものであるから,本件訴えが一事不再理の原則により不適法であるとはいえない











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