著作権重要判例要旨[トップに戻る]







1136項関係(4)
「映画『光の人』vs.書籍『いのちを語る』事件」平成250910知的財産高等裁判所(平成25()10039 

 名誉声望毀損行為の成否について
 
著作権法1136項は,著作者の名誉声望を害する態様での著作物利用行為に対して,著作者人格権侵害行為とみなすものであるところ,前記のとおり,被告記述部分は,控訴人の著作物と表現上の類似性を欠き,元の著作物の創作的表現は感得できないのであるから,控訴人の著作物を利用したとはいえない。したがって,被告記述部分について著作者人格権の侵害は成り立たず,同条項適用の前提を欠いている。また,著作者の名誉声望とは,著作者がその品性,徳行,名声,信用等の人格的価値について社会から受ける客観的な評価をいい,人が自己の人格的価値について有する主観的な評価は含まれないと解されるところ,被告記述部分に,控訴人の社会的評価を低下させるものが含まれているということはできない。著作権法1136項の名誉声望毀損行為をいう控訴人の主張は採用できない。











相談してみる

ホームに戻る