著作権重要判例要旨[トップに戻る]







無断翻案行為(ドラマ化)を同一性保持権侵害と認定した事例
「『妻たちはガラスの靴を脱ぐ/見覚め』事件」
平成50830日東京地方裁判所(昭和63()6004 

【コメント】本件において原告(「目覚め」と題するルポルタージュ(「原告著作物」)を創作し、これを含めた「妻たちはガラスの靴を脱ぐ」と題する書籍の著者)は、本件テレビドラマ(タイトル「悪妻物語?夫はどこにも行かせない!」)は、「原告著作物の表現形式上の本質的な特徴である筋書きと構成をそのまま利用しながら、これを翻案し、その一部を改変するなどして、ドラマ化したものであり、原告著作物の同一性を侵害している」と主張しました。これに対し、裁判所は、本件テレビドラマは原告著作物の翻案であると認定した上で、次のように判示しました。

 
なお、本件において原告は、「原告著作物」のドラマ化に承諾を与えることを拒否していました。 


 上記のような基本的ストーリーの変更、表現内容の変更、表題の変更は、原告著作物のような読み物をテレビドラマ化する場合、外面的な表現形式の相違により必然的に生ずる表現の削除、付加、変更の範囲をはるかに超えた変更であり、原告が原告著作物について有している同一性保持権を侵害するものである。











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