著作権重要判例要旨[トップに戻る]







編集著作権の侵害性判断(6)
「スクール・講座情報誌『ケイコとマナブ』事件」平成170329日東京高等裁判所(平成16()2327 

 上記認定の事実によれば,控訴人情報誌東海版の分野別モノクロ情報ページは,広告主から出稿されたスクール・講座情報を素材として,これらの素材を,読者の検索及び比較検討を容易にするため,五十音順等の既存の基準ではなく,控訴人の独自に定めた分類,配列方針に従って配列したものであり,その具体的配列は創作性を有するものと認められるから,編集著作物に該当するということができる。…
 
(略)
 上記認定の事実によれば,被控訴人情報誌東海版のカテゴリー別スクール情報ページは,被控訴人の広告主から出稿されたスクール・講座情報を素材として,これらの素材を,上記の配置方針及び分類により掲載したものであるところ,その配置方針及び分類は,控訴人情報誌東海版の分野別モノクロ情報ページの配置方針及び分類と類似しているものの,これらの点は,いずれも上記控訴人情報誌の表現それ自体でない部分又は表現上の創作性が認められない部分である
 
そこで,進んで,スクール情報・講座情報の具体的配列について見ることとし,控訴人情報誌及び被控訴人情報誌とも,スクール・講座情報は,スクールごとに掲載されているから,控訴人情報誌東海版の分野別モノクロ情報ページにおけるスクールの配列と被控訴人情報誌東海版におけるスクールの具体的配列を対比する。
 (略)
 
以上対比したところによれば,控訴人情報誌東海版の分野別モノクロ情報ページと被控訴人情報誌東海版のカテゴリー別スクール情報ページは,配置方針及び分類は類似しているものの,その具体的配列は,同一性又は類似性があると認めることはできず,上記類似性を有する部分は,表現それ自体でない部分又は表現上の創作性が認められない部分であって,上記各カテゴリー別スクール情報ページから上記分野別モノクロ情報ページの表現上の本質的な特徴を直接感得することはできないから,上記各カテゴリー別スクール情報ページは,上記分野別モノクロ情報ページを複製ないし翻案したものということはできない











相談してみる

ホームに戻る