著作権重要判例要旨[トップに戻る]







建築設計図の複製権侵害の成否
「ショッピングセンター建築設計図無断複製事件」
平成120308日名古屋地方裁判所(平成4()2130 

 著作物の複製とは、既存の著作物に依拠し、その内容及び形式を覚知させるに足りるものを再製することをいうと解すべきであるから、本件において、複製の事実が認められるためには、@被告設計図が原告設計図に依拠して作成されていること、A原告設計図と被告設計図との間に同一性が認められることが必要である。
 
(略)
 
Aの要件である同一性の判断にあたっては、複製であると主張されている被告図面と原告図面を比較することになるが、その際、両図面が全く同じであることは必要でなく、原告図面の内容及び形式を覚知させるに足る同一性があれば、Aの要件を満たすものといえる。したがって、異なる部分があったとしても、それが、量的あるいは質的に微細であって、図面全体の同一性が損なわれる程度のものでなければ、右部分の存在は、同一性ありとの判断に影響を及ぼすものではない
 
逆に、同じ部分があるとしても、異なる部分の存在により、量的あるいは質的に別の著作と観念される程度に至ったものは、複製ということはできない











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