著作権重要判例要旨[トップに戻る]







著作財産権侵害に基づく慰謝料請求の可否
「マトリョーシカ人形デザイン図柄複製事件」
平成170720日東京地方裁判所(平成17()313 

 複製権侵害による慰謝料
 
著作財産権である複製権侵害を理由に慰謝料を請求するためには,侵害された財産権が当該被害者にとって特別の精神的価値を有し,そのため,単に侵害の排除又は財産的損害の賠償だけでは償い得ないような重大な精神的苦痛を被ったと認められる特別の事情がなければならないと解されるところ,そのような特別の事情の存在を認めることはできない。
 
すなわち,アーティストが自己の作品に愛着を持つことは,当然であり,そのことから,上記特別の事情があるものと認めることはできない。
 
業界関係者から,同一の作品を重ねて被告に許諾したものとの誤解を受けた点も,被告の侵害行為を排除することにより通常その誤解を晴らすことができるものと認められ,上記特別の事情があるものと認めることはできない。











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