著作権重要判例要旨[トップに戻る]







一般不法行為の成否-否認事例F-
「ビジネスソフト『サイボウズ』vs.『アイオフィス』事件」
平成140905日東京地方裁判所(平成13()16440 

 本件において,原告は,仮に被告ソフトの製作・販売が原告ソフトの著作権の侵害ないし不正競争行為に該当しないとしても,被告の行為は民法上の一般不法行為責任(同法709条)に該当すると主張する。
 
しかしながら,一般に,市場における競争は本来自由であるべきことに照らせば,著作権侵害行為や不正競争行為に該当しないような行為については,当該行為が市場において利益を追求するという観点を離れて,殊更に相手方に損害を与えることのみを目的としてなされたような特段の事情が存在しない限り,民法上の一般不法行為を構成することもないというべきである。したがって,このような特段の事情の認められない本件において,ソフトウェアの表示画面の類似性等を理由とする原告の一般不法行為の主張は,採用することができない。
 
したがって,民法上の一般不法行為をいう原告の請求も,理由がない。











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