著作権重要判例要旨[トップに戻る]







口述権侵害を否定した事例
計装士技術講習資料事件平成180227日東京地方裁判所(平成17()1720 

 原告は,被告らにおいて,平成13年度及び平成14年度の維持講習の際に,12年度資料を複製した13年度資料及び14年度資料を,原告の許諾なく使用し,不特定多数又は特定多数の公衆に対して口頭で伝達したものであり,原告の有する12年度資料を公に口述する権利を侵害した旨主張する。
 
しかし,維持講習の講習資料は,講演の内容を示し,解説しているものではあるが,その性質上,内容が朗読等によって口述されるものではないのであって,同資料をもとに講演をすることをもって,同資料を口述したということはできない(なお,13年度資料及び14年度資料が,維持講習において実際に口述されたことを認めるに足りる証拠はない。)。
 
したがって,被告らが13年度資料及び14年度資料を原告の許諾なく使用したか否か等を検討するまでもなく,原告の主張する口述権の侵害は,到底認めることができない。











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