著作権重要判例要旨[トップに戻る]







譲渡契約の解釈(9)-解除による著作権の復帰が確認された事例-
GLAY楽曲著作権確認等請求事件平成211022日東京地方裁判所(平成19()28131 

【コメント】本件は、原告らが、被告に対し、原告有限会社ラバーソウルが「本件楽曲」の著作権を有することの確認を求めるとともに、被告との間の契約ないし不当利得返還請求権に基づき、被告に対し、所定の金員の支払を求めた事案です。 

 本件解除後の本件楽曲に係る著作権の帰属について
 
…によれば,本件著作権譲渡契約においては,「乙(判決注・被告)がこの契約の条項に違反した場合には,甲(判決注・著作権譲渡人。)は,20日間の期間を定めた文書により,契約上の義務履行を催告し,その期間内に履行されないときは,この契約を解除すること,…ができるものとします。」,「契約期間の満了または契約の解除によりこの契約が終了した場合には,本件著作権は,当然甲(判決注・著作権譲渡人)に帰属するものとします。」との旨が約定されていたこと,本件楽曲の各作詞・作曲者(GLAYメンバーら)は,原告エクストリーム,原告パイロッツ,原告スパイク又は原告ストローに対し,本件楽曲に係る著作権を譲渡する旨の合意をしたこと,原告エクストリーム,原告パイロッツ,原告スパイク及び原告ストローは,平成17117日,原告ラバーソウルに対し,本件楽曲に係る著作権を譲渡する旨の合意をしたことが認められる。
 
(略)
 上記によれば,本件著作権譲渡契約は,被告の著作権印税の支払債務の履行遅滞により有効に解除され,これにより,本件楽曲の著作権は,本件著作権譲渡契約における譲渡人(GLAYメンバーら)に帰属した上で,GLAYメンバーらから原告エクストリーム,原告パイロッツ,原告スパイク又は原告ストローに対し,次いで,同原告らから原告ラバーソウルに対し,順次譲渡されたのであるから,原告らの本訴請求のうち,原告らと被告との間で,原告ラバーソウルが本件楽曲の著作権を有することの確認を求める部分は理由がある











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