著作権重要判例要旨[トップに戻る]







九星ごとに1年間の運勢が記載された運命判断の編集著作物性
「高島易断書籍事件」
平成170928日東京地方裁判所(平成16()4697 

 本件書籍の「一白水星」ないし「九紫火星」は,九星ごとに平成15年の運勢を記述したものであって,原告の思想又は感情を創作的に表現したものといえる
 
また,本件書籍の当該部分は,九星ごとに同一の構成がとられており,「一白水星」(64ないし81頁)を例に取ると,次のように構成されている。
 64頁においては,上段に「一白水星」との表題が付され,その横に「一白水星年盤図」及び年間の運勢をグラフ化したものが記載され,下段には,平成15年が「頂上期」に当たることが記載されている。
 
65頁においては,上段に平成15年の基本的な運勢が記載され,下段には,平成15年の運勢が仕事運,家庭運,異性運,財運及び健康運に分けて簡潔に記載されている。
 
66頁においては,上段に「一白水星方位吉凶の図」が記載され,平成11年の方位の吉凶についての解説が記載され,下段に適職が記載されている。
 
67頁においては,平成15年の運勢が仕事運,恋愛運,健康運及び建築・移転運に分けて記載されている。
 
68頁においては,生まれ年ごとに平成15年の運勢及び運勢に基づく助言が記載されている。
 
69頁においては,「仕事」,「レジャー」,「インテリア」,「お金」,「ケイタイ電話」,「食べもの」,「おしゃれ」,「趣味」及び「化粧・服装」に分けて運勢及び運勢に基づく助言が記載されている。
 
70ないし81頁においては,各日ごとの運勢が記載されている。
 
これらの一定の主題の下にまとめられた文章,図及びグラフの選択及び配列には,編集著作物としての創作性が認められるものということができる。











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