著作権重要判例要旨[トップに戻る]







姓名判断に使われる図形の著作物性が問題となった事例(2)
「姓名判断法(東京)事件」
平成141126日東京地方裁判所(平成14()5467 

 同表中の原告書籍のA部分は,図形が記載されているところ,同図形は,@「原敬」という姓名を縦書きにして,各文字の画数を記載し,A姓を構成する文字の上部に「假成」1と記載し,姓を構成する文字と「假成」1の右側を括弧で結び,「天格11」と記載し,B姓を構成する文字と名を構成する文字の右側を括弧で結び「人格23」と記載し,C名を構成する文字の下部に「假成」1と記載し,名を構成する文字と「假成」1の右側を括弧で結び,「地格14」と記載し,D上下の「假成」1の左側を括弧で結び,「外格2」と記載し,E姓名をそれぞれ構成する文字の左側を括弧で結び,「總格23」と記載しているものであることが認められる。
 
これに対し,被告書籍の当該部分は,「假成」ではなく,「仮数」と記載されていること,上記Eの「總格23」の記載がないことを除いては,原告書籍のA部分とほぼ同じである。
 
しかし,「天・人・地・総・外」の五格を構成する字画数によって姓名判断を行うことや姓名判断に際して,一字姓,一字名の場合に,上下に各一を加えるということ自体は,アイデアである。上記図形は,そのような姓名判断法に基づく極めて単純な図形であって,このような図形は,上記姓名判断法に基づく限り,誰が作成しても同様の表現とならざるを得ないから,表現上の創作性を有するものとして著作権法によって保護される著作物には該当しない。したがって,当該図形部分について,被告書籍が原告書籍を翻案したということはできない。











相談してみる

ホームに戻る