著作権重要判例要旨[トップに戻る]







ホームページ中の地図の著作物性
京都高校総体ホームページ事件」平成130531日京都地方裁判所(平成10()3435 

【コメント】本件は、京都市で開催された高校総体のインターネットホームページを制作した原告が、当該ホームページ等をCD-ROM化した被告に対し、著作権侵害・著作者人格権侵害を理由に、当該CD-ROMの複製・頒布の停止、損害賠償の支払等を求めた事案です。
 
「本件ホームページ」には、別紙コンテンツ集…の画面、別紙コンテンツ集…の地図(gifファイルによる画像データ。以下「本件地図」という。)、別紙コンテンツ集…の画像ないし文字情報が含まれていました。 


 (本件地図について)
 
…によれば,本件地図は都市計画地図を基礎としているところ,画像サイズについては,当時のインターネット通信回線速度,パソコンの表示速度,地図の見やすさ等を総合してサイズを決めていること(全域図は87.4キロバイトから174キロバイトまでの3つのサイズを用意し,詳細図32枚はそのカバーする範囲に対応して22.4キロバイトから77.4キロバイトまである。),色については,道路を水色,川を薄い水色,建物を黄緑色といったかたちで色分けしていること,文字情報については,本件ホームページの閲覧者が高校総体を機会に京都の観光をする人であることから,高校,大学,寺社仏閣,美術館,博物館,公衆トイレ,警察,駅,通り名などに絞っていること,本件地図はウインドウサイズによって全部がフルスクリーンで見えない場合があり,そのときはスクロールさせる必要があるが,スクロールしても通り名がわかるように同一画面に複数通り名の表示をしていることがそれぞれ認められる。
 
以上によれば,本件地図は,制限の多いインターネット上で最大限効率的に地図情報を表示できるように工夫されたもので,その表現に創作性を認めることができる











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