著作権重要判例要旨[トップに戻る]







ROMへのデータの保存は「複製」に当たるか(2)
「テレビ型ゲームマシン『STRATEGY X』事件」昭和590126日大阪地方裁判所(昭和57()4419 

 ROMからロムライターを用いてオブジエクト・プログラムを取り出し、ゲーム名、製造会社名を加除訂正しその余のゲーム内容に関する部分はそのままにして他のROMに収納することは容易であり機械的にできる。
 
右各事実及び弁論の全趣旨を総合すると、被告は原告のROMに収納されているオブジエクト・プログラムをロムライター等を用いて取り出し、その一部を改変して被告の本件PC基板のROMに収納した事実が推認され、右認定を左右するに足りる証拠はない。
 
そこで被告の右行為が本件プログラムを複製したものであるか否かにつき判断する。
 
…によれば、本件オブジエクト・プログラムは本件プログラムに用いられているアツセンブリ言語を開発用コンピユーターを用いて機械語に変換し、ROMに収納したものであり、右変換は機械的に行われることが認められ、そうすると本件オブジエクト・プログラムは本件プログラムの複製物にあたるということができる。そして、前記認定の、被告が本件オブジエクト・プログラムを原告のROMから取り出し、その一部を改変して本件PC基板のROMに収納する行為は、結局本件プログラムの複製物を有形的に再製するものとして本件プログラムの複製に該当するというべきである。











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