著作権重要判例要旨[トップに戻る]







一般不法行為の成否-否認事例(17)-
「野川グループ共同研究事件」平成60225日大阪高等裁判所(平成2()2615 

 また、控訴人は、被控訴人の論文の根幹をなす基本部分は文献@〜Jと同等であり、右のブレークスルーを、被控訴人単独で公認させようとする企みは、抜駆けの不法行為に当たると主張し、被控訴人は、第一、第二論文で解明された命題についてのプライオリティーは控訴人にはなく、被控訴人は控訴人のアイデアを剽窃したものではないと主張する。控訴人の右主張は、本訴で主張されている著作権侵害の間接事情として述べられたものと理解できるが(控訴人も原審において、アイデアのプライオリティーそのものの当否についての判断を求めるものでないと主張している。)、仮に何らかの別個の権利侵害を根拠に不法行為責任を問題としているとしても、一般に、学説ないし学問上のアイデアのプライオリティーが権利として保護されているものと解することはできず、このような権利侵害を根拠にする損害賠償請求も理由がない











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