著作権重要判例要旨[トップに戻る]







インタビュー記事の改変を同一性保持権侵害と認定した事例
「『SMAP』インタビュー記事事件」平成101029日東京地方裁判所(平成7()19455 

 また、被告らは、原告記事を複製又は翻案するに際して、別紙「対照表」記載のとおり、原告記事の表現に変更、切除その他の改変を加えているから、原告記事のうち当該部分についての原告出版社らの同一性保持権(著作権法201項)を侵害したものと認められる。
 
なお、被告らは、前述のとおり、被告らの行為は著作権法2024号の除外事由に当たり同一性保持権の侵害にならないと主張している。しかし、右規定は、同一性保持権による著作者の人格的利益保護を例外的に制限する規定であり、かつ、同じく改変が許容される例外的場合として規定された同項1号ないし3号の掲げる内容との関係からすれば、同項4号の「やむを得ないと認められる改変」に該当するというためには、著作物の性質並びにその利用の目的及び態様に照らし、著作物の改変につき、同項1号ないし3号に掲げられた例外的場合と同様に強度の必要性が存在することを要するものと解するのが相当である。
 
ところが、本件においては、被告書籍の発行に当たり原告記事に改変を加えるにつき、右のような強度の必要性が存在したとは認められないから、被告らの右主張は採用できない。











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