著作権重要判例要旨[トップに戻る]







ゲームソフトのキャラクターの図柄の侵害性が問題となった事例
「『ときめきメモリアル』vs.『どぎまぎイマジネーション』事件」
平成110830日東京地方裁判所(平成10()15575 

 本件ゲームソフトは、ゲームプレイヤーが架空の高校「きらめき高校」の男子生徒の立場で操作して、高校三年間の学園生活等において体験をし、一定の条件を満たした場合に、男子生徒が、登場人物である藤崎詩織ほかの女生徒から、高校卒業の日に、伝説の樹の下で愛の告白を受けるという恋愛シミュレーションゲームである。本件ゲームソフトにおいては、女子高校生である藤崎詩織が主要な登場人物として設定されている。本件藤崎の図柄は、僅かに尖った顎及び大きな黒い瞳(瞳の下方部分に赤色のアクセントを施している。)を持ち、前髪が短く、後髪が背中にかかるほど長く、赤い髪を黄色いヘアバンドで留め、衿と胸当てに白い線が入り、黄色のリボンを結び、水色の制服を着た女子高校生として、共通して描かれている。本件藤崎の図柄には、その顔、髪型の描き方において、独自の個性を発揮した共通の特徴が認められ、創作性を肯定することができる
 
他方、本件ビデオには、女子高校生が登場し、そのパッケージには、右女子高校生の図柄が大きく描かれている。右図柄は、僅かに尖った顎及び大きな黒い瞳(瞳の下方部分に赤色のアクセントを施している。)を持ち、前髪が短く、後髪が背中にかかるほど長く、赤い髪を黄色いヘアバンドで留め、衿と胸当てに白い線が入り、黄色いリボンを結び、水色の制服を着た女子高校生として描かれている。
 
本件ビデオに登場する女子高校生の図柄は、本件藤崎の図柄を対比すると、その容貌、髪型、制服等において、その特徴は共通しているので、本件藤崎の図柄と実質的に同一のものであり、本件藤崎の図柄を複製ないし翻案したものと認められる
 
したがって、被告が本件ビデオを制作した行為は、本件ゲームソフトにおける本件藤崎の図柄に係る原告の著作権を侵害する。











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