著作権重要判例要旨[トップに戻る]







著作権の放棄
「キューピー事件」平成130530日東京高等裁判所(平成11()6345 

 本件著作権の放棄について
 元来、著作権は、各国ごとに成立要件、効力、保護期間等を異にするものであること、ローズ・オニール又はその承継人が本件著作権について明示的に放棄の意思表示をしたことを認めるに足りる証拠はないことに照らすと、ローズ・オニールがアメリカ合衆国法上本件著作権について更新手続を執らなかったことをもって、我が国における本件著作権を放棄したと評価することはできない
 
被控訴人は、ローズ・オニールが同人の許諾を得ていない日本製のキューピー人形の存在を知っていたこと、ローズ・オニールは更新手続を執らないことによりアメリカ合衆国国内における本件著作権が消滅することを熟知していたこと、本件著作権の権利者が本件訴訟提起まで許諾を得ない日本製キューピー人形の製造者等に対し本件著作権等の権利行使をしなかったことなどを主張するが、これらの事実をもってしても、上記認定が左右されるものではなく、他に、我が国における本件著作権の放棄がされたことを認めるに足りる証拠はない。











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