英語の学び場
英文法《はじめに(初学者向けの解説)

【基本時制】

☆「現在のこと」「過去のこと」は動詞の変形(現在形・過去形)を使って、「未来のこと」は助動詞のwillを使って、それぞれ表現する!

「時間的関係を示す動詞の語形上の変化」のことを「時制」といいます。平たく言うと、「過去のこと」や「現在のこと」、「未来のこと」を示すための表現のことです。この時間的な関係を示す表現の中で、最も基本的な時制を「基本時制」と呼んでいます。
基本時制には、「現在時制」「過去時制」「未来時制」の3つがあります**
**()英語の時制は、この基本時制をベースにそれぞれに「進行形」と「完了形」が組み合わさって、全部で「12」の時制(時間的関係を示す表現)があります。

「現在時制」は、現在の状態や動作を示すための表現で、動詞(助動詞を含む。以下同じ)の「現在形」を使って、表現します。
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It is very cold today. 今日はとても寒いです。
He knows her very well. 彼は彼女をよく知っています。
My son goes to college. 私の息子は大学に通っています。
Two and three make(s) five. 2+3は5である。

「過去時制」は、過去の状態や動作を示すための表現で、動詞(助動詞を含む。以下同じ)の「過去形」を使って、表現します。
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I was in Tokyo last year. 私は昨年東京にいました。
I ate a hamburger this morning. 私は今朝ハンバーガーを食べました。
My grandmother went to church when she was a child. 祖母は子供の頃教会に通っていました。

「未来時制」は、未来の状態や動作を示すための表現で、助動詞のwillを使って、“will+動詞の原形”で表現します。この点、「現在時制」と「過去時制」が動詞の語形変化(現在形・過去形)によって表現されるのとは異なります。
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My daughter will be twenty years old next year. 私の娘は来年二十歳になります。
They will arrive at the station tonight. 彼らは今晩その駅に到着するでしょう。