英語の学び場
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英文法《はじめに(初学者向けの解説)》
【助動詞】
☆助動詞は、動詞に一定の意味を付け加えるために使われる!
「助動詞」とは、文字どおり、「助ける動詞」ないし「動詞を助ける」ものです。もう少し正確にいうと、「本動詞の補助する動詞」ということになります。
それでは、「助ける」「補助する」とはどういうことでしょうか。
動詞(本動詞)に一定の意味を加えて、動詞の意味を助ける・補助するのが助動詞の役目です。
例えば、「~する」という動詞(本動詞)に「できる」(能力・可能)という意味を加えて、「~することができる」と表現するときに、能力や可能の意味を表す助動詞をつけます**
**助動詞は、本動詞の「前」につけます。そして、助動詞の後ろには、必ず動詞(本動詞)原形をおきます:主語(S)+助動詞+動詞(本動詞)の原形
動詞(本動詞)に一定の意味を付加する助動詞にはいろいろな助動詞があり、また、1つの助動詞が付加する意味が1つとは限りません。
ここでは、初学者の方にぜひ覚えて欲しい助動詞をいくつか挙げます。
■「未来」の意味を付加する:「~するだろう」
⇒will do(本動詞)
■「能力・可能」の意味を付加する:「~することができる」
⇒can do(本動詞)
■「義務」の意味を付加する:「~しなければならない」
⇒must do(本動詞)
■「許可」の意味を付加する:「~してもよい」
⇒may do(本動詞)
■「推量・可能性」の意味を付加する:「~するかもしれない」
⇒may do(本動詞)
■「当然」の意味を付加する:「~するべきだ」「~した方がよい」
⇒should do(本動詞)
ここで、もう一つ、注意して欲しいことは、以上の助動詞(will. can, must, may, should)は、主語(S)に何がきても、形は変わらないというころです。
これまで何度か「英語の動詞は主語によって形が変わる(決まる)」といってきましたが、助動詞のその例外に当たります。
例えば、主語が“I”の場合、
I
am…, I play…, I can play…となりますし、
主語の“He”の場合であれば、
He
is…, He plays…, He can play…となります。
とりわけ一般動詞で「三単現のs」をつけるべき主語でも’He cans play…’とか、‘He can plays…’とはなりませんので、注意してください.
もっとも、助動詞と同じように扱われる表現で、”have/has to do”(~しなければならない)については、主語に応じてhaveかhasかが決まります。
I
have to play…
He
has to play…
また、”be able to do”(~することができる)や“be going to do(~するつもりだ)”では、主語に応じて”be”の部分が変わります。
I
am able to play…
He
is able to play…
We
are going to play…
She
is going to play…
上述した助動詞(will. can, must, may, should)が含まれる文の「否定文」と「疑問文」の形にも共通した性質があります。すなわち、「否定文」をつくる場合には、“not”を助動詞の直後につけます。
一方、上述の助動詞(will. can, must, may, should)が含まれる文の「疑問文」をつくる場合には、助動詞を主語(S)の前に置きます(出します)。
ただし、以下の表現には注意してください:
”have/has
to do”の「否定文」は、“(S) do/does not have to do”(~する必要がない)
”be
able to do”の「否定文」は、“(S) am/are/is not able to do”(~できない)
”be
going to do”の「否定文」は、“(S) am/are/is not going to do”(~するつもりはない)
”have/has
to do”の「疑問文」は、“Do/Does (S) have to do…?”
”be
able to do”の「疑問文」は、“Am/Are/Is (S) able to do…?”
”be
going to do”の「疑問文」は、“Am/Are/Is (S) going to do…?”
となります。
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