[e098]譲渡権の射程範囲

原告は,被告が平成26年9月18日から平成27年9月30日までの間に本件各プログラムを改変して被告の顧客のコンピュータやサーバーにインストールした行為が,原告が有する本件各プログラムの譲渡権を侵害する行為に当たると主張する。
しかしながら,著作権法上,譲渡権とは,「その著作物・・・をその原作品又は複製物・・・の譲渡により公衆に提供する権利」(同法26条の2)とされ,ここにいう「譲渡」とは,目的物の所有権を移転させる行為をいうものと解されるところ,被告が本件各プログラムを改変して被告の顧客のコンピュータやサーバーにインストールする行為は,本件各プログラムの「原作品」や「複製物」の所有権を移転させるものではなく,そもそも上記意味における「譲渡」に当たらないから,同行為が,原告の有する本件各プログラムの譲渡権を侵害するということはできない。
平成28年8月3日東京地方裁判所[平成27(ワ)29129]

オリジナル人形の著作権の利用につき原告の許諾を受けた被告アナザーワンから,被告イオンが本件ぬいぐるみを買い入れた事実が認められるところであり,原告の被告イオンに対する請求【注:差止請求】は,著作権法26条の2第2項1号の点からも,失当であることが明らかである。
平成14年01月31日東京地方裁判所[平成13(ワ)12516]




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