[e177]データベース著作権の侵害性

例え,原告のデータベースと被告のデータベースとの間に情報の選択において共通点があり,その共通点において,原告データベースの表現としての創作性のある部分が一部含まれているとしても,両データベース全体を比較した場合に,その保有する情報量に大きな差があるため,情報の選択として創作性を有する共通部分がその一部にすぎず,相当部分が異なる場合には,もはや情報の選択においてその表現の本質的特徴を直接感得できると評価することはできず,また,原告のデータベースと被告のデータベースとの間に体系的構成において共通点があり,その共通点において,原告データベースの表現としての創作性のある部分が一部含まれているとしても,両データベース全体を比較した場合に,共通しないテーブル,フィールド項目が相当数を占め,また,それら相互間のリレーションの仕方にも大きな相違がみられるため,体系的な構成として創作性を有する共通部分がその一部にすぎず,相当部分が異なる場合には,体系的構成においてもその表現の本質的特徴を直接感得できるということはできないというべきであって,そのような場合,被告データベースはもはや,共通部分を有する原告データベースとは別個のデータベースであると認めるのが相当である。
平成26年3月14日東京地方裁判所[平成21(ワ)16019]

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