禅問答  独参

臨済僧堂では問答のことを独参と云って基本として 毎日(僧堂によって違う)朝と晩にやります。 独参をする所やする事を室内と云い、室内の事は、 老師と自分だけの事で誰にも言ってはいけません。

只、独参とは、老師が弟子の力量をみるためのもの、 又は見性(悟り)に近ずく為のヒントだと思います。

居士の方に独参をしている老師もいらしゃいますが 本当に独参をしたい人は全てを捨てて剃髪して僧堂に 行くべきだとおもいます。

独参の問題はいっぱい有り、全て終るには僧堂で十数年〜 二十年以上(老師や個人差によって違う)かかります。

さてそれでは一般の人はどうすればいいかと言うこと になります、それは個人で工夫していくしかありません。 例えば、無門関第1に有るように祖関を通る為には祖師と 同じ目で見て同じ耳で聞くと有るように、祖録の中の祖師 例えば無門になって(なったつもりではなく、なり切ること が大切です)何故こう答えたか、考えてみてください分かる までやることが大切です、無門関第1の言葉を自分の口で 噛むように何回も読んで、その難しさに挑戦してみてください。

修行とはべつに誰も認めてくれるものではありません, 人生死ぬまで修行です、どうか自分にやさしく人生を お暮らしください。

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