収入が減った、会社をリストラされたなどの理由により住宅ローンの返済が困難になってしまった場合、返済できなくなると
債権者（一般的には銀行や住宅金融公庫など）から競売の申し立てをされてしまいます。
競売にかけられた場合には、裁判所で色々な人が閲覧できるようになり、知らない人がたくさん見に来るようになります
落札されてしまうと、競落者※落札した人（業者さんから一般の方）から立ち退きをせまられます。
住宅ローンが返済できなくなるとどちらにしろ現在の自宅を手放さなければなりません。

競売の場合の落札価格は一般市場価格の3〜4割程度安くなることが多く、売却代金での債権者への支払いが
不足した場合には不動産を処分したのにもかかわらず、多額の残債務が残ってしまうことになります。
そこで競売にかけられてしまう前に、少しでも高額にて売却できれば、債権者への支払いを完済できるかもしれません。
そこで競売される不動産を一般の不動産市場に売りに出して、市況価格に近い価格での売却を試みるのが任意売却です。
ケースによっては、売却代金から返済を済ませた後、残金の一部を受け取れる事もあるかもしれません。

しかし、任意売却をするためには債権者の合意がなければできません。
そこで弊社では専属スタッフが不動産の所有者と債権者の間に入り、所有者・買主双方了承の上、売却を行います。これが任意売却です。
不景気な世の中で最近では任意売却をする方も増えていますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

◆売却について
任意売却・・・所有者、債権者、買主全員が話し合いにより納得して売却できます。
競売    ・・・最低売却価格が決定後に期間入札が行われます。期間入札によって最高価格をつけた者が　
　　　　　　　買受人となり、約一週間で売却が確定されます。買受人が落札代金を支払うと、裁判所の職権
　　　　　　　により所有権を移転されます。誰が購入するのかわかりません。

◆引渡しについて
任意売却・・・所有者、買主と相談の上ある程度の期間を定めて物件を引き渡しを双方合意のもとに確定します。
　　　　　　　これは通常の売買と同じです。
競売　　・・・競落人に名義が移転すると、実質人の家に住んでいる事になってしまいます。
　　　　　　　この場合には落札した人との話し合いで明け渡さなければなりませんが、住んでいる権利は消滅してしまいます。
　　　　　　　明け渡しの交渉がうまくいかないと、強制執行にまで発展します。

◆引越し費用について
任意売却・・・債権者からある程度に引越し費用については認めてもらえます。
競売　　・・・落札した人によりますが、引越し費用等は本来自分で用意するようになります。
　　　　　　　（競落人によっては、一部を負担してくれる方もいるようです。）

◆残債について
任意売却・・・市況価格に近い価格で売却が出来るので残債も少なくなります。柔軟な返済処理が可能になります。
競売　　・・・市況価格よりも3〜4割安での売却になりますので、その分当然残債も多くなります。
　　　　　　　一番抵当権者が元本、利息、遅延損害金、競売申立費用などすべての配当を受けます。
　　　　　　　よって二番、三番抵当権の残債は多くなり、後順位の抵当権者には一円も配当されない場合があります

◆売却方法について
任意売却・・・周りにあまり知られずに売却が可能です。
競売　　・・・裁判所にて誰でも閲覧可能です。執行官も現地調査にきます。裁判所の管轄によってはインターネットでも
　　　　　　　閲覧が可能なところもあります。

以上の点から検討すると任意売却にはメリットがあっても、競売にかかってしまうとデメリットが多く
債務者にはメリットはありません

任意売却に当たっての弊社で頂く報酬の額は通常の売却の手数料と同じです。
〜200万円までが5％
200万円〜400万円までが4％、
400万円〜3％です。

状況及び物件についての調査
　　　　　↓ 　　
債務・返済状況の調査をします。
　　　　　↓ 　　
売買対象となる不動産について調査します。
　　　　　↓
取引事例、近隣相場、公示価格などを調査の上、販売可能な価格を提示します。
　　　　　↓
業務委託契約・専任媒介契約

債権者の交渉開始
　　　　　↓
売却活動
　　　　　↓ 　　
販売価格を決定後(不動産の購入希望者を広く検索します。）
　　　　　↓
債権者の合意 （全ての債権者に対して交渉します）
　　　　　↓ 　　
抵当権の解除と差押の取り下げの交渉をします。
　　　　　↓
売買契約の成立
　　　　　↓
引越し先を探していただきます。