勇壮な掛け声と共に、武者絵や美人画などの描かれた大凧が初夏の空を舞う伝統の大凧合戦は、6月の風物詩のひとつ。ひとたび凧が絡み合えば合戦開始。どちらか一方の凧糸が切れるまで力の限りを尽くして引っ張り合い、激しい空中戦が展開される、全国でも数少ない凧合戦の1つです。 かつては美濃紙100枚を張り合わせたことから「百枚張」と呼ばれており、縦4.3メートル、横3.3メートル、畳約8枚分にもなります。 今から350年以上前に、当地を訪れた信濃の紙商人が刈谷田川堤防で凧を揚げたことが起源といわれています。 現在の大凧合戦の形態となったのは、江戸時代の天明3年(1783)より、刈谷田川改修の堤防を踏み固めるために行って以来、年中行事として今に至ると伝えられています。 毎年6月の第1土曜日から三日間、刈谷田川対岸の見附市今町と長岡市中之島の間で繰り広げられます。 平成27年(2015)3月に新潟県無形民俗文化財に指定されました。(案内図)
見附市大凧伝承館道の駅パティオにいがたから徒歩1分。今町・中之島大凧合戦で使われる六角大凧の実物を展示。ミニ凧づくり体験(1回500円)のほかパティオにいがた芝生広場で凧揚げ体験も可能。館内のホールギャラリーでは、今町・中之島大凧合戦の魅力をパネル展示や映像で紹介しています。3月中旬から5月下旬には六角大凧の「白凧づくり」、「絵付け」を間近で見学できます。
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今町・中之島大凧合戦
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